改めて声の育て方についてまとめてみました。
このページだけの特別動画も公開です。
私が今の知識をもったまま
歌をはじめたころに戻ったらどうやって上達するか?
っていう視点でまとめました。
『魂を燃やして歌う』ためには、
2つの側面があると思います。
マインドと技術です。
マインドは最も大事。
下手でも最強に感動する歌は生まれる。
だけど、そこに技術もついたら?
そのエネルギーはかけ算になって
感動を生み出してくれる。
単に歌って楽しいを超えたとこの
マジで鳥肌立つぜ・・・!!
という体験には日々の修練が
強力なサポートになってくれるのです。
で、今回は『技術』についてまとめてみますね。
【 魂を燃やして歌う〜技術編〜 】
目次:
1.エネルギーを高める
2.喋るように歌う
3.超脱力発声
4.ビブラート
5.聴覚覚醒
6.声に艶をつける
さー、ざざっと書いていきますー。
1.エネルギーを高める
何はともあれ、最初に
エネルギーでカラダを満たして
その状態で声を出す
ってことが超超超重要です。
エネルギーが低い状態でやる練習は
やってもやっても効果が低いし、
変な癖がついて終わりなので、
超もったいない。
じゃあ、どうやってエネルギーを高めるか?
これは体感ワークでやります。
『意識の向け方』でカラダの状態は
大きく変化しちゃいます。
例えば『頭』『胸』『丹田』の
どこを意識するかだけでも
まったく声の出方は変わります。
▼体感ワークまとめページ
目次
ボイスアライブメソッドまとめ
ほんのちょっとのコツで、
カラダの芯から力が湧いてくるんです。
体幹が目覚めて、重心がドンッと下がる。
これ威力ヤバい。
2.喋るように歌う
フツーに喋ってるときって、
意外に脱力できてるんです。
多くの人は歌おうとすると
『声を出すぞ!』『ちゃんとしなきゃ!』
『歌声は特別なもの!』
な〜〜んて思っちゃうんです。
そうすると構えちゃって、
喉も硬くなる。
キンキン声になったり、
疲れたり、声が枯れたり、音程も悪くなったり。
でも
親しい人とフツーに喋っているとき、
びっくりして思わず出ちゃった的な声、
感情にまかせて怒鳴っちゃったとき。
すごくイイ声出てます。
誰でも必ずそんな瞬間があるので、
そいつを上手〜く使って上げると
めちゃめちゃ声出やすくなりますぜー。
3.超脱力発声
キープラスワンでも散々やってるのがこれ。
筋トレいらない。
上の1と2だけでも声はガラッと変わるのだけど、
そこでやってるのは『声から意識をそらす』ことです。
『声を出そう!』って思わないで、
なにげな〜く声を出せるようになると
すっごく良いバランスででるのです。
で、
この超脱力発声でやろうとしているのは
『無意識の意識化』ですね。
要は『意識して脱力したまま声を出す』
というトレーニングです。
余計な力をそぎ落としていくと
どんどん声の本来の力が発揮されてきます。
ベルヌーイとかロングトーンとか
ポルタメントとか使いながら
やっていきます。
▼ベルヌーイってのはこれ
※※※
ここまでやれば中級者の壁は越えます
こっから先は上級者になるための練習法です
※※※
4.ビブラート
ビブラートとは『声に命を吹き込む技術』です。
要は表現力をめちゃめちゃ高めて、
人に伝わる歌を歌うための方法ってわけです。
で、
ビブラートには4つ種類があります。
それが、
・音量増減
・音質変化
・ノンビブラート
です。
これを自在に使えるようにします。
あれもこれも同時にやろうとすると
身につけるのは至難の業になりますが、
分解するとけっこうカンタンなんですよねー。
▼28人の歌手のビブラートのかけ方を解説してみた
https://youtu.be/mBO-Qz0YYP0
▼具体的な練習法はコチラ—
2種類のビブラートのシンプル練習法
5.聴覚覚醒
要は音程よ。これな(´Д`)
音程が関係ないジャンルならともかくにして、
歌うってなるとやっぱり音程能力は
『ある程度』のレベルを超えたいです。
だって、ぜんぜん違うんだよね。
やっぱし。
で、
なぜ音程が悪くなるのかっていうと、
ズバリ『耳』です!
音の高さ(周波数)に対する認識が低いから
音程がズレるのです。
ピアニストに音痴はいません。
卓越した耳が音がずれてくると自動調整するからです。
そのへんについて暑苦しく書いたのがこちら。
▼『チューナー先生の無慈悲なレッスン』
【音程改善虎の巻】チューナー先生の無慈悲なレッスン
ただし、音程が良くないと感動が生まれない
っていうワケではないです。
音程はあくまで『表現のクオリティ』を
高めるためのツールであって、
感動の源泉ではないので、ハマってる方はご注意をー。
▼音程改善に特化した教材『ワイルドピッチ』
耳から変える音程革命【音程改善特化教材】ワイルドピッチ
6.声に艶をつける
豊かな響き、声量、
艶のある高音、
充実した低音・・・。
いわゆる『美声』ってヤツですが、
これには秘密があって、
それが『裏声』と『共鳴』です。
実は・・・
裏声と地声はまったく声の出し方が違います。
地声はリード楽器のように、
声帯の二枚の筋肉のヒダが
力強く振動して音程を変えてます。
が、
裏声はあんまり振動しません。
ゴムを弾いて長く伸ばすと
音が『ビヨ〜〜〜ン▲』のように
高くなりますが、こんな感じで、
声帯を伸ばすなどして音が出てます。
声帯を伸ばすっていうとイミフかもですが、
練習法のひとつは『遠吠え』です。
犬の遠吠えって
『アオ///ーーーーー\\\\ン』
みたいに音程が上がって、保って、
最後に下がってますが、
そんな感じイメージで出すと裏声は出やすいです。
声帯の柔軟性が超上がる。
で、
これを意識的に使えるようになると
めちゃめちゃ上達する人が多いです。
とくにカラオケとかポップス系を中心に
歌ってる人には効きます。
逆に声楽や合唱系の人、特に女性は
裏声で歌うのが通例になっているので、
できるようになってる人が多いですね〜。
また、共鳴もかなり重要です。
声質はすべて共鳴の仕方で決まっていて、
モノマネの人が色んな声を出せるのは、
共鳴空間操作が超上手いからです。
共鳴には3つの空間が関係してます。
喉、鼻腔、口です。
ここを上手いこといじれるようになると
いろんな声マネがやりやすくなりますね〜。
▼3大共鳴腔の使い分け解説
https://youtu.be/shAxb8qAOTY
だいたいこんな感じが全体像です。
さー、いまから歌っていくぞー!
上達していこー!
ってときの優先順位もこれです。
練習していて、
上達が打ち止めだなー、
いろいろやってて分からなくなってきたー
ってときほど、若い番号に戻るといいですね〜。
ということで、
今回は
『魂を燃やして歌う』ための声の磨き方
ということで
『技術編概要』をお送りしましたー。
今後は歌の個人レッスンの体系整えたり、
リアルセミナーでお伝えしたりしていきますね〜。
マジで一つ一つ取り組むと
声の進化スピードやばいことになります。
2018年は改めて、こういう技術的なところも
ガッツリお伝えしていこうと思いますー。
練習をしてても上達しているのかどうかもわかりません。歌うことで喉に変な痛みが出たり喉の奥に血の味がしたりとかはなくなりました。でも息が全くもたないし音を出せてもものすごく小さな音しか出ません。大きくしようとすると息の量を増やす以外の方法がわかりませんが、息がすぐになくなるので役に立ちません。
相変わらず歌う方が喉が楽で、喋るとすぐに喉が痛くなります。
どうしたらいいのかわかりません。
何を練習したら良くなるのでしょうか。