キープラスワンは初期から少しずつ形を変えつつ続いていて
もう少しで丸2年になります。
その間たくさんのメッセージをいただいて、
そのたびに紹介したり、新しい流れを生み出してきました。
本当にありがたいです。
それで、今日はこんなメッセージをいただきました。
三須さんからです。
思い込み。
思い込みが激しいね!とよく言われる私。
きっと思い込みのカタマリだったことでしょう。
今、少しずつぺりっとはがしているところです。中学から金管楽器を吹いているのですが、
「あれしちゃいけない、これしちゃいけない」
と自分に制限をかけることが多かったです。田舎の学校なので、
教則本の文章から吹き方を学ぶことが多かったのですが、
「リップスラーはあまり口の周りの筋肉を動かさない方がいい」
というのを真に受け、動かさないように練習していました。でもいつまでたってもうまくいかない。
そのくせ、うまく見せたい気持ちだけはある。
音が並ばなくなることが不安で、思い切りが足りない。20年近くの思い込みをはずしてくれたのは、息子でした。
ハイハイやつかまり立ちなど、どんなに不恰好でも、
やってみたくて何度もやってみる息子。
その姿に、私は今まで何を気にしていたんだろうと思いました。息子が昼寝しているときに楽器を引っ張り出して、
「どんなに唇や周りの筋肉が動いてもいい。
むしろ、あんなに動いてるのにめっちゃうまいよね、
くらい動いてやろう。」
と思って吹いたんです。そしたら今までより、ずっと自由で!
動かさないようにとすることで、
自分の体に制限をかけていたことに気づきました。
私の意思に、体がちゃんと応えてくれていたことにも。
おお、、、これは素晴らしい。。。
20年来の思い込みを外すとは・・・。
私も4人の娘がいるのですが、
まぁ~~~~ホント子供ってのは自由だなーと。
私も子供たちのおかげでいろんな思い込みを外してもらいました。
三須さんの気づきはホント大事で、
特に
動いちゃダメだって思ってたけど、
もういいや!!
どんなに動いたって構うもんか!!
ここんとこ!!
ホント人間ってのは自分で自分の能力を縛っちゃう。
これ、超もったいない。
元々は他人の言葉や周りの空気を読んでのことかもしれないし、
自分のナニカを守るためかもしれない・・・。
いずれにしても
『自分で自分を縛ることを選択した』
というわけです。
わたしの心は誰にも縛れない。
縛れるとしたらわたしだけだから。
こういうの私は自縄自縛、
簡単に言えば
ひとりSMプレイ
って呼んでるんですが(笑)
もう、ほっとんどこれ。
自分で自分に制限をかけておいて、それが苦しい辛いって感じてる。
けど、自分で縛ったのだから、自分でやめることだって出来る。
手放すときはちょっと怖いんだけど外れたときは気持ちいいよ!
そして今日はもうひとり。
かなり前からの読者さんで、登録時は学生さん、
今年から教師をやっているそうです。
こんばんは!
大変ご無沙汰しております、山岸です。
コウタローさんのご活躍の様子、
フェイスブックやメルマガ等で拝見しております。私は3月に大学院を無事に終了いたしまして、
現在地元の中学校の教員として働いています。音楽科の教員として働いているのですが、
様々な要因やストレスによって心身ともに疲弊していて、
「歌が歌えない」状態になってしまいました。歌が歌えないと言っても、
声が出ないわけではありません。歌うことはできるけれど気持ちが乗らないというか、
声に覇気がないというか、何とも苦しい状態です。精神面に依る部分も大きく、
自身のマインド次第なのかもしれませんが…。学生時代はコウタローさんのメルマガなどを
面白いなーと思いながら拝読していましたが、
今はエネルギーを貰っています。そして何らかの形で
プロジェクトに参加したいなーと思っています。次回のメルマガやフェイスブックの更新、
楽しみにしています。
おおー、山岸さんお久しぶりですね!
カウンターテノールとしての研鑽を積んでいた方ですね。
そうか、教員になられたのですね。
それで、いまなんとも苦しい状態とありました。
これ、めっちゃ分かるのですが、
学生時代での音楽の関わり方と社会人での音楽の関わり方って全然違うんですよね。
言ってしまえば、学生時代は『音楽やりてぇ!!』って人の集まりだけど、
教員としてだと生徒は
『音楽・・・( ´_ゝ`)フーン』って人も多いわけです。
熱量が違う。
これは人によって大事なモノ、興味があるモノは違うし、
一口に音楽と言っても人によって全然とらえ方が違う。
それは全然OKなんです。
ただ、周りが『音楽めっちゃ好き!!』
って人だけの状況とはだいぶ変わってくるのは事実です。
学生時代にはすでに
『音楽を豊かに楽しむ』という土壌があった。
けど、これからは自分自身がそれを耕していかねばならない。
マジで時間も労力もかかりますが、一足飛びにはできないのです。
だから、
こういう環境がガラッと変わる時は
自分の原点をとても大事にして欲しいと思います。
いま歌うのに気分が乗らないからといって、
それは決して音楽への情熱が冷めたからじゃない。
好きじゃなくなったわけじゃない。
自分の音楽の原風景に還れば、
そこには絶対熱い想いがあるはず。
ともに歌って感極まって涙したような
そんな最高の『歌』があるはず。
なぜ歌っているのか?
わたしにとって音楽とは何か?
音楽を通じて何を体験したいのか?
わたしの最低最悪って何?
わたしの最高の喜びって何?
わたしは誰に向かって歌いたいのか?
わたしが歌うと誰が喜んでくれるだろう?
わたしはどう生きたいのだろう?
わたしは誰と響き合いたいのだろう?
一言で云えば、
・・・で、本当はどうしたいの?
それでは、ありがとうございましたっ!