♪ 一見遠回りが一番の近道となる ♪
本日は娘たちのピアノ発表会でした~~。
さすがに本番ともなると、ちょっといつもより頑張っちゃうぞ~~~って感じで、練習を積んでおりましたが、そこそこ成果は出たんじゃないかな、と!
本番が終わった後でテンション高すぎな次女と三女とともに、冷静な長女(笑)
最近、ツッコミが厳しくなってきて、父ちゃん恐れてるよ!!(笑)
娘たちは「一音会」というピアノスクールに通っています。
絶対音感が付く画期的システムありますよって感じのフレコミが目を引くスクールです。
基本的に全員がそれを受けるのですが、うちの子たちは絶対音感は要らないことにして、誰も受けてないです(笑)
ここのスクールに通っている子って、基本的に上手くなる子が多いです。
たくさんの先生がいるし、その実力もキャリアもさまざまだとは思うのですが、ほとんどの子のレベルが高くなる。
なんでだろう??
その秘密の一つが「地味練」だと感じています。(他にもたくさんありますが!)
地味練。ジミヘンじゃないよ!!(笑)
このスクールの選曲、正直けっこう地味です。
練習も地味。
学ぶペースもけっこうゆっくり。
時間をかけて何をやっているのか??
それは・・・。
・丁寧にやる
・着実にやる
です。
聴き映えのする曲ってもっと他にたくさんあると思うんですが、そういうの、あんまりやらない。
だから、なんか手っ取り早く「上手そうに聞こえる」曲は覚えられない。
地力がモロに試される曲ばかり。
バッハのインヴェンションとかそういうやつ(笑)
正直なところ、なんかもっと華やかな曲とかやらないのかなぁ~~とか思うこともあったのですが、いま、とくに長女は非常に実力が伸びてきています。
で、昔の自分と何が違うのかなって見てみると、
・指の形がキレイ
・手首を使っていない
・座ってる姿勢がキレイ
・テンポやリズムが正確
という感じです。
自分の方が彼女よりたぶんムズカシイ曲はまだ弾けます。
が、感じられるのは、伸びしろの部分。
わたしはどうしても指が寝たり転んだりとイマイチ感です。
速い曲とかもどうも苦手。
要は、そういう地味~な基礎連をやってないので、土台が育ってないんですよね。。。
翻って考えてみると、声もまたそう。
自分は歌をはじめたのが高1のときだったので、それからず~~~っと練習に練習を重ねていました。
・・・が、ずっと悩んでいた。
日によって実力のムラが大きかった。
カッコイイと思う色々な声をマネしては、調子を崩したりしていた。
なぜか?
土台がなかったからです。
「ここに戻ってきさえすればいい」という原点を持っていなかった。
だから常にぐらぐら揺れていた。
「声と徹底的に向き合った1年半」のおかげで、土台が作られ、わたしは声の原点を手に入れることができた。
自分の声はこれかぁ~~~という安心感。
こういう「原点」を作ってくれているのか、ここの「一音会」は。
あらためて、スゴいと思う。
先生方は決して怒らない。
子どもたちのことを信じて取り組んでくださっている。
ありがたいと思う。
今日の経験は、将来のどこかで生かされていくのだろう。
本番に向けて取り組んだ過程もまた。
とりあえずおめでとう!