8月11日、栃木は熱かった…!!
気温の話じゃなく(気温もパねーでしたが)
アッツアツに心が燃えてた!
魂の叫びに満ちてた!
あんなに自分を深掘りすることになろうとはね〜。
ということで、
本気の合唱@栃木が終了〜!
今回はなんと半数近くが
はじめましてさん。
合唱なんて中学高校以来だってばよ
って人もいるわけですが、
まーすごい!
なんでって、
本気の合唱がやりたいのは
「本気」を出すこと
なのだっ!
上手く歌うことや
正しく歌うことや
みんなに合わせて歌うことじゃない。
自分とつながること。
自分の本音や本心と向き合うこと。
自分自身に集中しきること。
上手く歌う練習なんて
1ミリもやらない。
どうやったら本気出せるのか?
それだけだ。
今回特に破壊力がやばかったのが
「自分を信じられなかった世界線を体感する」ワーク。
これがマジでヤバかった。
ちょっと説明すると、
今回の曲は「信じる」って題名で
3部構成になってるんですね。
1部で自分の過去へアクセス。
2部で人生における地雷と向き合う。
3部で新世界に到達。
ポイントは2部の地雷で、
2部で地雷としっかりと向き合えた場合は
3部の新世界に進める。
けど…
2部で向き合わなかった場合、
逃げちゃった場合は
置いてけぼり感を感じることになる。
ってのをガチ体験する
マジでアクの強いワークです。
「信じる」の歌詞にこうあります。
谷川俊太郎さんの歌詞、マジでエグいんよ。
すごくシンプルで柔らかい言葉なのに刺してくる笑
地雷を踏んで
足をなくした
子供の写真
目をそらさずに
これを
どこかの紛争の話ではなくて、
自分の経験と紐づけるんです。
地雷ってのは自分の闇の部分です。
言い換えるといわば過去の失敗体験ですね。
地雷を踏んで爆発に巻き込まれ、
自分の足が吹き飛ばされてしまう。
そのくらいの体験。
体験してきた中でショックを受けたこと、
辛かったこと、
悲しかったこと、
苦しかったこと、
悩ましかったこと…。
そのときの自分のこと、
相手のこと、
状況のこと、
社会のこと。
それによって大きな傷を負ってしまった
自分の心。
普段だったら絶対見たくないです。
向き合いたく無いです。
封印しておきたいです。
けど、それを「目をそらさずに」見る。
心の傷は直視できると
大きく変容が起きるんです。
逃げて目を背けているうちは
心理的には楽なのですが、
決して傷が癒えることはなく、
囚われから脱することはできないんです。
それをじっと見る。
目をそらさずに。
で、
この世界線ワークは
この地雷原を見なかった場合、
目を逸らし続けた場合に
どうなってしまうのか?
を体験するってやつだったんですね。
体験したYさんはこのワークについて
こんな感想を送ってくれました。
ワークでは、「また、お前は逃げてるのか?」と
責められる感覚を味わいました。
なぜなら、今まで仕事で上司に認められたくて、
1人で突っ走って、まわりが着いてこなくなり、
孤立すると退職、異動、休職を繰り返していたからです。
「信じる」の歌詞を自分の人生に当てはめた時、
「地雷」は「うまく行かなくなった職場の人」
だと初めは思いました。
でも、うまく行かなかった原因は、
私が任せきれなかった(信じてあげられなかった)
ことにあるので、罪悪感が出てきてしまいました。
だから、怒りのワーク(タオルでイスを叩く)でも、
力いっぱい叩けなかったのかなと感じました。
メンバーの一人一人が
こういうふうに
自分の中から湧き上がってきた思いを
感じていました。
泣いてる人もけっこういました。
ある人は、
3部の輝きに満ちた世界に行けた人たちが
「私は私を信じる あなたを信じる すべてを信じる」
とか歌っているのを聞いて
うっせぇわ!!
▲マジで超むかつくんです。さっきまで良い歌詞〜って歌ってたやつが。
めちゃくちゃ腹立たしく感じたそうで。
いや、これは体験してみないと
なかなか実感しづらいと思うんですよ。
私自身もやりましたが、
見ているときと
実際にやったときの
感じ方の差がエグすぎて
軽く吐き気がしましたし苦笑
こういうけっこうしんどいところを
みんなで力を合わせて超えたので
ラストの演奏の時は
まぁ〜〜〜〜感動的でした!
カタルシスがヤバい笑
マジで横隔膜がプルプルしました(泣きそう笑)。
素晴らしい演奏だった!
感動的って言葉が安く感じるレベルで
熱い心の叫びに満ちてました!
▲会場の外は美しく晴れ渡ってました
一緒に歌ってくれたみなさん、
本当にありがとうございました!
普段から自分を抑えている人が
けっこう多いよなって
過去の自分も踏まえて感じますが、
本気の合唱のように
「本気の人しかいない」
という場は本当に確変が起きます。
みんなが本気だからこそ
普段だったら出せないような感情が湧き上がる。
そうして気づくわけです。
「あ、私ってそこにいたんだ!」
「そんなこと思ってたんだ!」
「そういうことだったのか!」
「本当はこうしたかったんだ!」
こういう想いが腹の底から
湧き上がってくる。
このとき湧き上がってきた声に
耳を澄ませていくと
自分のことが本当に愛おしくなる。
良くやってきたな、自分!
自分は一人じゃなかったんだ!
ってのが上っ面じゃなくて
芯の部分から感じられる。
借り物じゃ無いから。
本当の想いだから。
自分の心の声だから。
だから尊い。
だから美しい。
それを一人じゃなく、
その場のみんなとともに分かち合える。
これが歌の力だと思う。
歌の語源は「訴う(うったう)」だという。
自分の想いを声にして発し、
大切な人と共鳴するために生まれたのが歌。
こんなにも心を震わせてくれる
歌ってやつには畏れと敬意でいっぱいだ。
そして、
それを本気で歌う人がマジで大好きだ。
さあ!
次は何を歌おうか?
歌ったらどんな自分と出会えるだろう?
どんな人たちと響き合えるだろう?
胸が躍るようじゃないか。
それでは、ありがとうございました!