日本語って、
母音の発音方法と
発音された母音を聞いたときの印象が
妙にマッチしているのが特徴だったりします。
そのへんをちょっと考察してみました。
『あ』は口の中の空間がもっとも広く、開放的な感覚のする母音。
『い』は口腔内空間がもっとも狭く、指向性・軸を感じる母音。
『う』は唇をすぼめて舌を受け皿のように丸めて発音する。丸まり、何かに耐えるような、内なるチカラを感じさせる母音。
『え』は『あ』の口のまま舌の奥をグイッと持ち上げるので、口の奥の空間に横の広がりがある母音。身をかがめ、そこから前に出ると俊敏さが、引っ込むと奥ゆかしさを感じる母音。
『お』は口腔内に空洞をつくり、そこに響かせる。大きなナニカを感じさせる母音。
こういう感覚のリンクが好き。
日本語は『母音』と『子音』の組み合わせでできてるけど、
ホント一文字一文字に対して
異なる感覚を持ってる感性ってスゴすぎない?
日本語は『母音言語』といって、
母音が非常に重要な言語。
どの言葉も伸ばすと最後には母音になる。
母音言語は世界でも少なくて、
ポリネシアの一部とハワイくらいだそう。
この『母音』が響くようになると『言霊』が発動しやすくなる。
『母音』が整うと、喋るだけでパワースポット人間のできあがり。
母音を整える方法はマジでイロイロあって、
もちろんボイストレーニングも有効だけど、
『肚』で生きるようになると勝手に整いますね〜。
逆に言えば、
ボイトレでカタチだけ整えても、
それは物理的な声(有音)としては素晴らしいのだけど、
エネルギー的な声(無音)が豊かになるわけではない。
想いも意識も周波数を持っていて、響きを発している。
自分感覚で生きてる人の『無音』は豊かで心地よい。
そしてヒビキアワセってのは、
『有音』の共鳴と『無音』の共鳴を同時に行うワーク。
そこでは様々なコトが起こるし、
もちろんゴリヤクも勝手にたくさん生まれてしまうのだけど・・・。
ただただ、
自分の中の全てを声として出し、
その声が他の誰かと響きあい、
その場の空間とも、
時空を超えたドコかとも響き合う・・・
その感覚が心地よく、愛おしい。
11月4日のヒビキアワセのイベント・・・本当に楽しみだぁーーーー。