共鳴研究家のコウタローです。
こちらのビフォーアフター
お聞きになりましたか?
いや、マジですげぇから
ぜひ聞いてみてほしいー!
で!
今回はこの変化が
なぜすごいのか?ってのを
ちょい考察してみようと思います。
まず、
パッと聞いてみた感想として
「大人っぽくなった」
ってのがあると思います。
じゃあ、
この大人っぽさって
どこからくるんでしょう??
こいつがまった言語化しにくい!!笑
のですが、
まぁ頑張ってやってみます!
2つ挙げてみます。
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大人っぽさの要因①「声のやわらかさ」
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これは確実にありますね。
声がやわらかいです。
やわらかいってのは
声質そのものでいえば
キンキンした感じから
ふわっと息で包まれたような
印象を持つと思います。
実際、アフターでは
声帯が緩んでいて
息の流れが豊かになってます。
この声帯が緩んで
息が流れているってのは
やわらかさを出すための
大きな特徴でもありますね。
また、声質だけではなくて
アタリが柔らかいってのもあります。
声の出はじめを聞いてみてください。
ビフォーでは声の出はじめが
バシーンとかなり強く出てます。
これが極端になると
幼稚園とか小学校低学年の子どもたちの
歌をイメージするとわかりやすいですね。
すっごくハキハキして
元気いっぱいな印象になってきます。
ただ、
やわらかさとか
包み込む感じとか柔軟性とか
大人っぽさは感じられないですよね。
良くも悪くも「直線的」な声です。
こういうのを「棒歌い」って言ったりします。
アフターでは
声の出しはじめよりも出てから
一音目よりも二音目のほうが
大きくなるように歌ってます。
この違いはめちゃくちゃ大きいです。
こういう声の出し方できると
非常にやわらかい印象の声が
出せるようになります。
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大人っぽさの要因②「なめらかさ」
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なめらかさの変化も
とても印象的ですよね。
アフターは
メロディがなめらかに感じます。
これは音の高さ変化のときに
音量変化があまり大きすぎないことが
影響してたりします。
とくにラスト聞き比べてみてください。
「これーからーはぼーくもー」の
「こ→れ」のような跳躍音形!
印象がまるで違いますよね〜〜。
私、はじめて聞いたとき
思わず「うおっ?!」って声出たもん笑
音の高さによって
声の出し方を変えちゃうと
こういう歌い方できないです。
また、
言葉の響きが安定しているのも
なめらかさを感じる一つですね。
「どうしてきみがなくの」
を母音だけにすると
「おおいえいいああうお」
になりますが、
ビフォーは母音がぜんぶ
違う響き方をしちゃってます。
ある意味、
ぜんぶ響くならぜんぶが響く、
ぜんぶ響かないならぜんぶ響かない
なら安定感があるのです。
ですが、
響くやつと響かないやつが
混在していると
凸凹感が強調されます。
アフターは各母音の響きが
かなり安定してますね。
ということで
今回は2つ挙げてみましたが
他にもいくつもあります。
それに
「やわらかさ」「なめらかさ」
と一口に言っても
実は他にもたくさんの要素が絡んで
それらを人は無意識レベルで感じて
「やわらかいなー」
「なめらかだなー」
と感じているんですね。
だから
「〇〇すればやわらかくなる!」
「□□すればなめらかになる!」
みたいに簡単にはいかないんです。
まぁ、だからこそ面白いんですけど笑
で、上手い人ってのは
こういう基本部分を
「さらっ」とこなしてきます。
なので、
聞いているとめちゃくちゃ簡単そうだし、
なんなら自分にもできそうとか
感じちゃうんですが、
まぁ〜〜〜〜〜〜そうならない笑
簡単そうに聞こえるってのは
歌い手としては大事ですけど、
それを練習する側としては
なかなかムズカちぃーところですよね笑
ってことで!
もしよかったら
このビフォーとアフターでは
一体何が違うのか?
ビフォーからアフターに行くには
どういう練習が必要なのか?
ぜひ考えてみてください!
で、思いついたこととか
気づいたことがあったら
ぜひ教えてください。
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私も改めて深めていきますよー!
それでは、ありがとうございましたー!
コウタロー