ちょっと前に
自分の2016年ころの動画を見返したら
『まったく同じことを話していた』
ということに驚いたんですよね。
で、そのうちの一つが
『声とはもう一人の自分自身です』
という話です。
声を発するとは自分を発すること。
声が変わったら人生が変わるし、
人生が変わったら声が変わる。
心と体と声はつながっている。
なんてことを
まんま話していました。
いまと大枠は変わらん笑
私のボイストレーニングの目的は
『上手くなること』
じゃないです。
上手くなるのは過程というか
アタリマエというか当然なので
声高に叫ぶことでもないんですよね。
上手くなることは目的じゃない。
それよりもずっと大切にしたいのは
『より自分らしく豊かに生きる』
ということです。
もちろん自分らしさとか
豊かさの定義って人それぞれ。
だから
『これが正解!!』
というものはないってわけ。
ってか、家でピンポーン鳴ったからと
玄関の扉ガチャリと開けてみたら
何やら書物を持ったお二人が
ヌッと立っていて
『これがあなたの幸せのカタチです…』
とか渡されたら全力で
お引き取り願いますよね笑
▲細かすぎて…シリーズ面白すぎる笑 腹が捩れた笑
まぁ、これは怪しさ大爆発なので
さすがに『そうですね!!』って
なる人はいないと思います。
んだが、、、
意外に
『あなたの幸せここにあります』
って背後で言ってるような
依存させようマインド全開の
表面的には『イイコト』言ってる情報って
めちゃくちゃたくさんあるんですよね〜。
そうじゃない。
幸せや豊かさってのは
外部からもたらさせるもんじゃなくて、
自分の中から湧き上がってくるもの。
『すべてに感謝しましょう』
『何があってもツイてるって言おう』
『ありがとうって1日1000回唱えましょう』
これで幸せになります??
なりました??
なりませんでした(←私)
っていうか、
むしろ頭がガッチガチに固くなりました。
心がヒエッヒエに冷たくなりました。
ありがとうが言えない人にイライラして、
イライラする自分に
『すべては学び、自分の投影…』
って言い聞かせて、
感情を抑圧しまくったこともあります。
そうじゃなかったんだよなぁ〜〜。
『ありがとう』って1ミリも思ってないのに
口だけ『ありがとう』とか言ったやつ
バレてないと思います??
バレバレやぞ…。
そして一番騙していたのは自分自身。
ありがとうって言葉が先なのではない。
体の中から言葉にならない気持ちが
湧き上がってきて
それが言葉になったら
たまたま『ありがとう』だった。
ということなんだと
いまは分かります。
けど、
昔の私はアタマで
『ありがとうを言った方が得』
とかの損得勘定で
自分の本当の気持ちに寄り添わないで
生きてました。
で、こういうのを
自分の声にもやっていたんですね、私。
声は単なる道具じゃない。
声は自己表現の素晴らしいパートナー。
声が出せることに感謝。
すべての人の声は光の原石。
聞こえは良いです。
聞いた感じも良いです。
間違ってるとは思いません。
けど、それ
『ホントに自分から湧いたやつなの?』
って言われたら答えに窮したかもしれません。
逆に
『は?分かんねーやつはあっちいけよ 怒』
とか思ったかもしれません。
自分の弱さを見ようとしなかったり
認めようとしなかったり、
守っていたんですよね。
そうじゃなくて、
『ありのままの自分の声を聞く』
ってことが本当に重要だった。
ありのままとは
良いところを見るのではないです。
悪いところも
ダメなところも
下手くそなところも
傷ついているところも
目を逸らさずに見ていくこと
感じていくことです。
私はご縁あって、
自分の声との向き合い方を
学ぶ機会に恵まれることができて
それで人生が変わる体験を
することができました。
で、1年半くらい実践する中で
声が変わったのはもちろんですが、
声の悩みが消えてしまったり、
自分の感覚や感情に寄り添って
生きられるようになっていったりしました。
簡単に言えば
『あぁ〜、幸せだなぁ…』
と”普通”に感じられるように
なっていったんですね。
本当に得難い経験でした。
声と向き合う前の私自身は
声は道具でしたし、
自分の感覚感情は無視軽視してましたし、
自分が何をやりたいのかも
全然分からずに迷路にハマってました。
だからこそ自分の声と向き合った先で
自分の声に出会ったときに
『声…やっべぇ〜〜〜〜〜』
ってことに感動しまして
こんな活動につながっていったんですね。
いやー、人生で一番悩んだことが
いまの仕事や生き方に通じているのですから
生きるってのは面白いものですよね。
で、もう一つ6年前の動画で
何回も何回も同じこと言ってんなコイツ
って感じたのが、
『地声クソ大事すぎんぞーーー』
ってことです。
▼最近公開した地声動画のひとつ
声を発するとは
自分を発すること。
地が出るとかいいますが、
つまり地声ってのは
自分の本音や本心と
強くつながってるんです。
地声を育てて出せるようになると
自声が出せるようになってきます。
自分が本当はどう感じているのか?
本当はどうしたいのか?
そんなのが湧き上がってきます。
松任谷由実さんの
『やさしさに包まれたなら』
って曲に
小さい頃は神様がいて
毎日愛を届けてくれた
心の奥にしまい忘れた
大切な箱 ひらくときは今
という歌詞があります。
地声=地声を育てるってのは
大切な箱をひらくきっかけに
なってくれる。
で…、
大切な箱を開くと
何が見つかるんでしょうね?
それこそ、自分自身で確認するもの。
誰からも与えられないもの。
でも、見つけたときたぶんこう思う。
『知ってた』
『やっぱり!』
答えってマジで自分の中にあるんだよなぁ。
それでは、ありがとうございました!