発声研究グループのRe-Membersでは、
1ヶ月にひとつなにか曲を仕上げてみよう!
という企画をやっています…
というか、今月から始めました笑
毎月ゴール設定で上手くなろーぜってやつですね。
で、今日は7月31日ということで
納品してくれた人がいるのですが、
それらを聞いてかなりびっくりしています。
1ヶ月でこんなに変わるんか〜い!
しかもオンラインだよ。。。
直接指導じゃないよ、自主練だよ。。。
って感じです笑
例えば、Dさんがやってたのは
地声強化ですね。
私がやってる地声強化トレーニング動画を投稿。
それに合わせて4分くらい一緒にやる。
それを続けてもらいながら、
あとは練習動画の投稿と
私からの動画フィードバック。
これを繰り返しまして、
月初にはできなかった
ビブラートをほぼマスターできました。
地声強化にビブラートは最適な練習です。
地声強化には声帯の筋トレするのと同時に
呼吸筋と声帯筋の柔軟性が
むちゃくちゃ重要なのですが、
それらを一挙両得でできるのが
ビブラートなので。
ついでに言えば、
単純にビブラートかかってる声は
むやみにかっこいい声になりますので
そりゃやるしかねぇだろって感じです笑
ビブラートをマスターしたって
私が言えるようになったのは
歌はじめてから15年以上経ってからでした。
15年→1ヶ月。
だったらやった方が
圧倒的に得すぎます。
だって、カッコいいもん、ビブラート。
ぜんぜん声のパワー違う。
声量上がるし、
声の柔軟性上がるし、
表現力の幅拡がるし、
高音も楽に出るようになるし、
いいことしかなくない?
って感じです。
それに古代音楽の本によれば
ビブラートってのは人間の根幹に響き、
生命力を爆上げする声の出し方なんですよ。
▲やべー本だよ、こいつはさ…
太鼓のドンドンドンドン!!とかを聞くと
テンション上がってきますが、あれと原理は同じ。
ビブラートってのは
問答無用で人間の心に響いてしまう
んですよ。
例えば、私は強制的にビブラートを
体験させられるっていう技を持っているのですが、
子供に強制ビブラートをすると
いきなり大人の歌手っぽくなります。
子供の声って揺れなくて真っ直ぐ。
いい意味で言えば素直ですが、
悪く言えば棒歌いです。
その子供の声はまったく同じまま
ビブラートだけをつけてみると
いきなり印象が変わります。
マジでいきなり年齢が上がった感じで
情感豊かに歌っているように
感じてしまうんです。
そのくらいビブラートは強力な歌唱法です。
ビブラート=声命力なのです。
ものすごく平たく言えば
ビブラートがかかっている声を聞くを
カッケェ!!
スッゲェ!!
って感じに聞こえます笑
ビブラートを使いこなせる歌人生と
使いこなせない歌人生だったら
圧倒的に前者の方が有利です。
ビブラート使える人は
使わない選択ができますが、
ビブラートできない人は
どうあがいてもかけられませんからね。
さらにビブラートってのは
声帯や体の柔軟性獲得の証拠でもあるので、
普通に上手くなれてしまいますから、
その後の成長速度も変わりますからね〜。
で、そのビブラートが
1ヶ月ほどでだいたいマスター。
あとは慣れるだけ。
もう一生できる。
どんどん上手くなる方向しかない。
1ヶ月ガッツリ取り組むだけで
マスターできるなら
(今回は3週間でしたが)
こいつはたいぶコスパ良すぎます。
ということで、
Dさんは今月がビブラートでした。
他には裏声(声の柔軟性)特化の人だったり、
喉声脱出計画だったりを実践した人もいます。
表現力を伸ばす特化の人もいましたね。
ちょうどライブの本番と被って
自分が歌う曲のクオリティを上げるために
活用してる人もいました。
いやー、壮観壮観!!
みんなすごいなーーーー。
ほぼ毎日、誰かの練習投稿に
動画コメントしてますし、
毎日ちょっとずつ変化していくのを聞くのも
私的にも非常に面白いです。
ってことで、
ほんと毎日ちょっとずつでも
実践し続けるってのは
やはり上達には強力ですね〜。
私は社会人になってから
芸大出身の歌手さんに月2〜3回くらい
レッスンを4〜5年くらい受け続けてましたが、
ここまで顕著に伸びれませんでしたね。
リアルレッスンは非常にいいのですが、
普通はフィードバックないですし。
(先生にいつでも質問できるとこはありがたいよね)
私はレッスンで気づいたこと
めっちゃメモしまくってまし、
録音も聴きまくってましたが、
次に行くのどんなに早くても
1週間後です。
普通に違う方向にズレるんです。
努力家ではありましたから、
全力疾走で違う方向へ走ります。
で、困ったことに
次のレッスンは
軌道修正から入るわけです。
すげー時間の無駄笑
それが、Re-Memebersだと
最短数時間で軌道修正できるんですから
そりゃ早いよっていう。
しかもレッスンと明らかに違うのは
「もっとこう歌って」
という指示は良くされましたが、
正直私にはわからないことが多かったんです。
なんでって、私のスキルが足りなかったから。
発声の土台ができてなかったので
先生が普通にやっていることが
理解できなかった。
先生にとっては普通なので説明できなかった。
というか「説明が必要」とも思ってなかったと思います。
だから「なんでできないのかなぁ?」
って言われたりしたし笑
まぁ日本人の私たちだって
外国人に「箸の使い方教えてプリーズ」
されたら「え?持てば、、良くね?」とか
言いたくなりますよね笑
それと同じですね〜。
私のレッスンやら発声理論の体系が
一般のやつとだいぶ異なって
おかしなことになっているのは
たぶんこれが原因です。
要は
「下手なところからもがいた結果こうなった」
というプロセスをシェアしているってわけです。
体ボロボロ、
感情抑圧、
運動音痴極み、
みたいなマイナススタートだったのが
活きてるわけですね。
私個人的には辛かったですが笑、
教える分にはだいぶ役立ってます笑
なので、練習報告には
たぶんこうこうこういう理由で出せてないよ
だからこういう練習するといいよ
やり方はこうだよ
って感じで説明した動画を返す。
心技体、どれがネックになってるのかなー?
ってのは常に気にしているところ。
で、もういちど練習動画アップされたら、
だいたいできてるのでそのままGO!
ここもうちょいこうやるといいよ
全然違う、だったらこういう練習の方がいいよ
とか即座に軌道修正できる。
正直な話、私も普通に凡人なので
100%確実な練習方法なんて分かるはずもなく、
場合によっては「たぶん…こうじゃないかなぁー」
ってこともあります。
それを
「たぶんじゃねーよ(怒)」
とかじゃなくて素直に
「とりあえずやってみまーす!」
って言ってくれるとか
マジで神じゃね?とか思いますね。
助けられてます。
私の方も。
私もいろいろと研究し続けて
ノウハウだしまくっていくので
一緒に練習して上手くなっていこうと思います。
ということで!
ほんとちょこっとずつでも
実践するってのはマジで強力ですね。
それを自力だけで推進できれば
それはこしたことないですが、
場があることで生まれる
相乗効果はハンパなし。
それでは、ありがとうございました!