【解説】頭頂部の緩め方
「頭が凝る」という感覚を意識される方はあまりいないようですが、
実は頭は凝ります。
なぜなら頭もまた筋肉で覆われているからです。
凝っている頭というのを言葉で表現するのは少し難しいのですが、
触り比べてみるとよくわかります。
凝っていない人の頭は、指で押すと皮の下にすぐに骨があるという感じなのですが、
凝っている人の頭は、その間に軟らかい層というか、むくんで腫れたような水っぽい肉がある感じです。
そして、これは決定的ですが、
凝っている人の場合は指で強く押すと、結構痛いんですね。
こういう筋肉のこわばりが、
頭が重たい感じや、ず〜んと目の奥が痛い感じや、
なんとなく気分がもやもやした感じなどを作り出しているのです。
というわけで、頭を緩めてスカッとシャッキリ軽くなるための
ステップを説明していきます。
1.頭のてっぺん、つむじのあたりに親指を立てます
2.強めに指で頭を押してみて「ズーン」とした痛みがある部分を探します(若干のくぼみがあります)
3.親指を頭頂部に当てたまま、反対の手をおもりとして乗せます
たったこれだけです。
けっこう「キク〜〜〜〜〜・・・・」という感じで、
ジワ〜っと効いてきます。
だいたい20秒くらいやるといいと思います。
この辺りは自分自身のさじ加減ですね。
片手でもできるのですが、
力を入れて頭を刺激するのが大変なので、
重りとして反対の腕の重さを利用しています。
ちょうどこの場所は「百会のツボ」で、
東洋的には「気のエネルギーは出入りするところ」と言われています。
ここが凝ると、外界との気のエネルギー循環が滞ってしまうのですね。
じっくり緩めてみると頭が本当に
スカッと軽くなったように感じられると思います。
なんとな〜くすっきりしない時などは意識的に試してみてくださいね。