ここのところ
『自分の声と仲良くなるべし』
みたいな話をしています。
声とはもう一人の自分である
って私は考えているのですが、
『自分の声=仲良し=好き』
みたいな感覚がフツーに土台にあるのと
ないのではマジで人生違いすぎます。
別に自分の声のこと嫌いでも
上手くなれないわけではありません。
が、上手くなれたとしても、
上手くなったのに満たされない。
歌うことが好きなのに辛い。
いつまでたっても自信が持てない。
上手いねって言われるけど虚無感。
というような感覚が
いつまでもつきまとう感じです。
で、ここで間違える(た)こと。
『もっと上手くなれば…!!』
『自信がないのは努力が足りないんだ…!!』
『〇〇という技術が身につけば…!!』
という考えにハマることです。
もーこれさんざんやったんですけど
しんどすぎて死ぬ(笑)
ベースライン『自分の声はダメ』だと
そこから思考が展開しているので、
どうあがいても絶望です。
いくら努力を積み重ねても
いくら実力が上がっても
いくら表彰されても
いつまでも心の器は満たされません。
器の底にでっけー穴が
ぽっかり空いているので
何を注いでもザーザー漏れていくからです。
これがマジでシンドいのですが、
単に心理的に辛いってのもあるし、
そもそもそういう状態のときって
体が緊張もしているので
本来持ってるはずの力も発揮できないんですよね。
逆に言うと
『声=好き』になると
見える世界がガラリと変わってくるのですが
ちょっとここでワークしてみましょう。
『好き嫌い』によって
どういう影響が起きるかを
ダイレクトに体感することができますよ。
やり方はめっちゃ簡単です。
ステップ1:
とくに何も考えないで
『あーーーーー』
って声出してみましょう。
大きい声じゃなくて大丈夫です。
そのときの声の出しやすさとか
体の状態とか覚えておいてください。
ステップ2:
嫌いなモノ・コト・ヒトをイメージして
『あーーーーー』
って声出してみましょう。
ステップ1と同じように出すつもりで。
『めっちゃ嫌だわ…』っていうことを
イメージしながらやると効果大です。
ステップ3:
好きなモノ・コト・ヒトをイメージして
『あーーーー』
って声出してみましょう。
『好き』は何でも良いんです。
食べ物でも、温泉とかでも、
自分的にテンション上がるわーー
みたいなことをリアルに想像できればOK。
『好き嫌いワーク』はこれだけです。
ですが、これやってみると分かりますが、
ヤバいですよね(笑)
別に声の出し方変えようと
思っているわけでもないのに
ぜんっぜん声の出方が
変わってしまう人が多いです。
特にステップ2とかは
リアルに想像すればするほど、
体がガチッ!ってなるのが
めちゃめちゃ感じられますし、
そこからステップ3をやると
フワッと体の芯がゆるむというか
楽になるのが感じられます。
たったこれだけのことですが、
『嫌い…』なのか
『好き!』なのかで
体感覚の世界はガラリと変化してしまうんです。
心の影響ってのは
マジで相当大きいんですよ。
で、たった一声だけでも
これほどの変化があるのですから
歌ってみたらもうこれは
えげつないほど違ってしまいます。
しかも、
今回は明確に意識してやりましたが、
これが通常は無意識化での『好き嫌い』が
大きく影響しています。
『自分の声=嫌い』だと
そこから全ての世界が生み出されます。
『自分の声=好き』でも
そこから全ての世界が生み出されます。
原理的には同じことなんですが、
まったく違うんです。
『どのように声を出すのか?』
よりも
『どのような感覚で声を出すのか?』
のほうがずっと影響が大きいんですね。
方法ではなく
どんな思いが根底にあるのか?
が大事ってことですね。
『好き嫌いワーク』は
ぜひ試してみてください。
声だけじゃなくてもまるで同じなので!
『自分の声との付き合い方』
でめちゃめちゃ世界が変わってしまう
ってのは超面白いですので、
そこんところはもっと
シェアしていきたいと思いますー!
ていうか、
『自分の声=嫌い』の世界から
『自分の声=好き』の世界に変化した瞬間とか
マジで声光るんですよー(笑)
前の記事でも『声は光る』みたいな
話をしましたが、
アレの話もガッツリしたいのですが、
『光る声』とかヤバくないですか?(笑)
もー、そういう声が生まれる瞬間の
高揚感とかエネルギーの爆発力とかって
マジでビッグバンかよってくらい
まばゆい光に満たされるんですよね。
で、そういうときの声とか歌とかって
マジで輝きがハンパねーです。
上手いとか下手とかそういう
ちんまいレベルをぜんぶブッちぎって
『〇〇さんだっ!!!』
って感じで、後光差してんぞオイってなる(笑)
これを一緒に体験したくて
この仕事してんだよなーって
いつも思いますね。
最高!!
ということで、
今回はここまでにします!
それでは、ありがとうございましたー!