【声のタイプ別診断】『勇』意志を貫くリーダータイプの声

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声の響きには、
想像以上にその人の人生があらわれます。

ただ一言、「ありがとう」という言葉にも
誰が言ったかで、どういう響きだったかで
まったく異なる伝わり方をします。

自分自身を深く知るため、また、未来への指標とするため、
声のマトリクスについて解説していきたいと思います!

さて、今回のテーマは【勇】です!

【勇】は、整数次倍音が多く含まれ、かつ低めの声です。
息漏れが少なく、芯のあるクリアな声で、力強さがある
リーダータイプの声です。

ボイストレーニングをすることが一般的であると言われる
アメリカや欧州では、信頼性や威厳を出すために
低い声を出す訓練をするのだそうです。

このような特性を生まれながらに備えているのが
『勇』の声なのです。

【勇】はさらに「将」と「誠」の2つに分かれます。
詳しく解説していきましょう。

パワフルなリーダー「勇将」

例:和田アキ子、真矢ミキ、天海祐希、松崎しげる、中島みゆき

【勇】の中でも、パワフルでエネルギッシュな声は
『勇将』と分類できます。

『勇将』は自分の理念に基づいて突き進む、
ついていきたくなるようなリーダータイプ。

ゆるぎない信念があり、
ぐいぐいと引っ張ってくれるような、
ブレのないしっかりとした声です。

♪古い日記/和田アキ子

こちらは力強いイメージで有名な和田アキ子さんですが、
改めてきちんと歌を聴くと、
パワフルで芯のあるとても素敵な声です。

手に持っていたマイクを下ろして
脅威の発声量で歌い続けたというエピソードもあります。

さよなら公演/真矢ミキ

https://youtu.be/I64sAczfHWo

こちらは石鹸のCM「諦めないで!」
の台詞で有名になった真矢ミキさんです。

彼女を始め、宝塚歌劇団の方たちはとてもよく通る声で、
かつ力強い発声です。

様々な声を使い分ける様子も圧巻ですが、
いわゆる「男役」の方は特に、引退してCMやドラマ出演していても
元宝塚だと分かるくらいに、たくましく美しい声を保っているんですね。

 

 

『勇将』タイプの声は、部隊を統率する武将、
体育の熱血先生、ポジティブな指導者のようなイメージです。

『勇将』に該当する一般的な人の声は、
一言で表せば、熱く力強い声と言えます。

周囲から頭ひとつ出るようなたくましくストレートな声で、
頼りがいのある先輩のような、
グループのまとめ役のような、
つい着いていきたくなる、
パッションのあるリーダータイプです。

男性であれば慕われるコーチ、
女性であれば頼れるお姉さん、

といった感じで、自分に厳しく他人に優しい、
ヒーローのような魅力があります。

迷いのない意思が伝わる声なので、
人を不安にさせず、励ましや応援にも向いています。
人を立ち上がらせることのできる力を秘めた声です。

勇将ならではの声の特徴

【声から伝わりやすいプラスの印象】
・圧倒されるようなエネルギーがある
・強くてたくましい
・熱意がある
・応援されるとやる気が沸く
・意志力が強い

【声から伝わりやすいマイナスの印象】
・うるさい
・かわいげがないと言われる
・怖い、高圧的
・機嫌悪いの?と思われる

【抱えがちな声の悩み】
・やわらかな声が出ない
・力を抜けない
・軽く明るい声が出ない
・突出、目立ちすぎてしまう
・怖がられる

誠実で頼りがいのある「勇誠」

例:タモリ(ベースの声)、秋川雅史、男性アナウンサー、真木よう子

【勇】の中でも、
低くて落ち着きのあるタイプは「誠」と分類できます。

芯のある太い声で、
かつ冷静な落ち着きを持った信頼性のある声です。

翼をください/秋川雅史

https://youtu.be/UGo-kVFdNNw

こちらは「千の風になって」で一躍有名になった秋川雅史さん、
重く力強い落ち着いた声です。
迫力が伝わってきますね〜。

7ヶ国バスガイド/タモリ

https://youtu.be/peueBGhbpEI

落ち着いた司会者というイメージもあるタモリさんですが、
黒柳徹子さんと一緒に居るととても楽しいトークが展開されます。

ベースは真面目な声なので、
一見ふざけたことなどしないような気難しさを感じさせるタモリさんですが、
お茶目な芸をしばしば披露しています。

もともとの声の響きの印象と、
実際にやっていることが違うとギャップを感じます。
そんなところにも魅力があらわれるのですね。

公平なニュースを伝えるアナウンサーが
低いトーンで冷静な話し方をするように、

「誠」に該当する一般的な人の声は、一言で表せば、
信頼される落ち着いた声と言え、
説得力があり、公平で正しい響きを持ちます。

誠実なイメージで、責任感があり
嘘をつかないような真面目な印象を与えるので、
軽く言ったことが重く受け止められてしまったり、
冗談を真に受けられてしまったりすることもあります。

逆に言えば、どちらとも言えない場合でも、
言葉に深みと説得力を持たせることができるため、
会議やプレゼンなど、
対人面で絶大な影響力を発揮します。

男性であれば誠実でスマートな上司、
女性であればキビキビとしたキャリアウーマンのようなイメージです。

勇誠ならではの声の特徴

【声から伝わりやすい印象】
・信頼できる
・冷静で動じない
・正しいことを言う
・周りに左右されない
・意志力が強い

【声から伝わりやすいマイナスの印象】
・冗談が通じない
・不機嫌に見える
・偉そう
・ぶっきらぼう
・何を考えているか分からない

【抱えがちな声の悩み】
・裏声が出ない
・あたたかみのある声が出ない
・柔らかい声が出ない
・高音が出ない

封印型【勇】タイプが陥る罠

【勇】の声はとにかくエネルギーがあります。
無意識に相手に強い影響力を与えてしまうのが
この【勇】の声なのです。
これはもうどうしようもありません。

しかし中には、この特性を隠して
生活している人がいます。

過去に

・自己主張しすぎて信頼を失った
・普通に話しているだけなのに怖がられた
・強く言ってるつもりはないのに重く受け止められすぎる
・そんなことはないのに機嫌が悪いと誤解を受ける

などの経験があった人には、
声の一番の特徴である『声のパワフルさ』を
封印している人がいるのです。

そんな【勇】の声の人たちは、
強い印象を和らげるために

・声をわざとぼやかしたり
・なるべく高い声で話そうとしたりして

自分の特徴を隠そうとする場合があります。

封印型【勇】の人は
心の本質と声が分離してしまっているので
相手にちぐはぐな印象を与えてしまったり、
自分自身でもなんとなくパワーが出ない・・・
と思っていたりするんです。

こんな封印型【勇】の人が本来の自分に立ち返るコツは

パワーを抑えるのは無理

と諦めることです(笑)

どうせ周りには
「コイツには自分の意志を通す力がある」
ってバレてます。
見事にバレバレです。

気づいてないのは自分だけだったりします。
隠そうとしても無理。

どうせ自分は意志が強いし、
周りに影響力を与えてしまうのだ

とさっさと認めると人生が拓けていきますね〜。

というわけで、今回は【勇】でした。
次回は【愛】をお送りします!

分類のまとめ記事はこちらからどうぞ!

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