ずっと自分の声がダミ声で嫌でした

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約6分

先日の合宿の動画を見返してみると
まぁ〜怪しいボイトレ?をたくさんやってますね。

 


一番怪しいのは『ゲロ練』です。

 


『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』
って特番超好きなのですが、
確かサワー沢口さんって方がやってた


『リアルに吐く人』


とは違いますよ!
ちょっとここでは貼れない(笑)

 

 


どっちかというと


オエ━━━━━━(´Д`|||)━━━━━━!!!!


って方ですかね。

 


これの練習を数十分やったりしてました。

 


もっとこみ上げるものを感じて!
臨場感が足りない
胸のあたりのうごめき
胃酸が逆流して喉が妬ける感じで
ギリギリで耐えてるときの予兆って言うか

 


ちなみに相手は女性です。
ごめん( ゚д゚ )

 

 


で、

 


それ何の練習なワケ?


って言いたくなりますよね。

 

 


目的はもちろんマトモですよ!!(笑)

 

 

・地声で高音を張る
・太く力強い声を出す
・声の密度を高め良く通る声になる
・マイクにがっつり入る声になる
・音程がバシッとハマる感覚を得る

 


などです。

 


ほら!これを読んだら
身につけたいと思いませんか?

 

 


そこで登場するのがゲロなのですが、
練習やった女性は
すごく声質が柔らかくて
裏声ベースで歌ってたんですよね。

 


なのですが、選曲が
スーパーフライの『愛をこめて花束を』だったので、

 


そりゃー地声でガンガン張ろーぜ!

 


ってことになるじゃないですか。

 


ってことで、
めでたくゲロることになったのです。

 


これ、いちおう論理的にも
有用性を書くことができます(笑)


それっぽく書いてみます。

 

 


●症状
地声が鳴っていない


●原因
声は力まないと出ないという思い込み
舌顎喉の力みにより、声帯が圧迫され、
声門閉鎖が阻害されている


●対策
生理現象発現時は思い込みが作動しないことを応用する。
すでに体験済の生理現象は臨場感を持って再現しやすい
臨場感が高まるほど思い込み阻害効果は高い。


●効果
声帯補助筋として作動している『舌顎喉』の筋肉が沈黙することにより
声帯本来の動きが活性化し、
声門閉鎖が強まり、
結果として声帯振動が増幅、地声感がアップする。


●実践におけるコツ
恥をさらす勇気

 

 


なお、本気でやると速攻激変します。
頭で考えてるウチは無理。

 

 


いや、マジで効くって!( ゚д゚ )
地声覚醒するよ?!

 

 


で、地声に関連して、
こんなメッセージも来ています。

 

 

 

ずっと自分の声がダミ声で嫌でした。


今も少しその傾向があるのですが、
換声点あたりの高さで声が消えてしまい、
全く出なかった時期もありました。


なめらかに、きれいな声で
全部の音が出せたらなあと思っていました。


最近は少しだけ認識が変わってきて、
自分のこの声質は私だけの唯一無二のもので、
ただこれを安定して出せるようになれたら
いいのじゃないかと思いながら、
どうしたらそれができるのかわからずにいます。

 

 


ダミ声!!


実はダミ声は実に良い発声法なのです。
私はレッスンする人全員にダミ声の練習してもらってます。

 


なぜか?

 


そりゃー、ダミ声ってのは
声門閉鎖力が強くて、
声帯がガッツリ振動しているから

 


要は地声力が高いのです。
声のポテンシャルを上げるなら、
ダミ声が出せるのは必須です。

 


美しい声は出したいですけど、
その土台には必ず地声の力があります。


で、地声の力の源泉ってのは
ダミ声だったりするんですよ。

 


ということで、私はビバダミ声であります。

 

 


なんですが、
この声を嫌っている人はけっこう多いです。

 


ていうか、指導者にも多いと思います。

 


なぜか?

 


そりゃー目立つからですね。
特に『そつなく綺麗に歌う』ってのを目標にしたら
そりゃシンドイです。

 


ナチュラルにダミ声の人ってのは
だいたいにして声帯がデカい人が多いです。

 


なので、鳴っちゃうんですよ。
デカい声出ちゃうんですよ。
目立っちゃうんですよ。

 


声が通らない人からすれば、
超羨ましいぜ!って感じです。

 


だけど、目立つが故に、
注意されることも多くて、
逆に萎縮したり、遠慮したりして

 


私はデカい声は出してはいけないのだ
柔らかく出せないとダメ
美しい声を出さなければならない
周りに合わせなれば
突出してはいけない


のように思い込むようになって、
自分の声を封印する人がめっちゃ多いです。

 

 


もったいないーーーー。

 

 


声帯がデカいってことは
ポテンシャルもありますが、
覚醒するまでの道のりも少し厳しめです。

 


そもそも楽器がデカいので、
細かな調整が身につくまでは
安定しづらいんですよね。

 


思い切ってドバーーー−−−ッと
声を出しまくっても


OK!ガンガン出そうぜ!
間違うときは分かるように!


っていう環境にいると
どんどんどんどん声の魅力が
果てしなく発揮されてきてヤバいことになります。

 


けど、現実には
なかなかそんなとこあんま無くて、
抑制方向に行ってしまうパターンが
多いのがなかなか難しいところですね(´Д`)

 

 


とりあえず質問者さんは


勇気を持ってその声を鳴らしきる体験


をしてみて欲しいなって思いますね。

 


綺麗な声?
整った声?
正しい発声?
腹式呼吸?
軟口蓋?

 


知 る か ボ ケ が ァ ーーーーー!!
こ れ が 俺 の 声 じゃ ーーーー!!

 


というレベルでぶち切れると
最高に最強の声が出ると予想しますね。

 

 


本当の声を本気で響かすのって
超気持ちいいですよ!

 

 

 

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