作曲者はディートリッヒ・ブクステフーデという
バロック時代(17世紀あたり)に活躍した人です。
音楽の父とも言われる若きころのJ.S.バッハが
うん百キロも旅をして会いに行って教えを請うたという
エピソードがあります。
オルガンの巨匠でもあって、
バッハにも多大なる影響を及ぼしたんですよね〜。
確かに共通の世界観を感じるんですよね〜。
超カッコいいです。
で、冒頭の曲は
作品番号BuxWV38
"Herr, wenn ich nur dich hab."
って曲なんですが、
私、これ、めちゃめちゃ好きなんですよ。
昔、エマカークビーさんという天使か?
っていうような声を持つソプラノ歌手の演奏を聴いて
その美しい世界にやられました。
聞けば聞くほど染みこんでくるんですよね〜〜〜〜
で、なんでこうも気持ちよくなる感じで
聴けるのかなぁって思ってたんですが、
これ、実は和音進行に秘密があるんですね。
良く聞くとこの曲、
最初から最後まで
ず〜〜〜〜〜〜っと和音進行が同じ
なんですよ。
G → D → Em → Bm → C → D
▲ ▼
D ← C ← Bm ← Em ← D ← G
もう、ず〜〜〜〜っとこれ。
こういうの循環和音っていうんですが、
これ、めっちゃ好きなんだよな〜。
めちゃくちゃ単純な和音進行なのに、
少しずつ形を変えては絡み合う旋律が
例えようのない浮遊感を生んでいます。
こういう曲は本当に柔らかい表現で
丁寧に繊細に歌いたいと思う。
とにかくず〜〜〜〜っと流れていてほしい。
だから、超簡単そうに歌う必要があるし、
相当高度なスキルも要求されると思う。
高音も低音まで全部の音域を
柔らかくて、でも明瞭な音色で歌いたいし、
長いフレーズもどこまでも伸びていくような感じで、
歌詞が混んでいるところもブレスで途切れないようにしたい。
アレ・・・?
めちゃめちゃ難しいやんけ!!!
(((( ;°Д°))))
難しさを察知されたら負けっすね〜(´Д`)
あ〜、でも好き。
練習してみっぞ!!
あ、なお、こういうクラシック系の曲は
こちらのサイトでけっこう無料配布されてたりします。
この曲もありました。
これ、めちゃめちゃスゲーことで、
15年くらい前だったらこの曲とかも
ぜんっぜん見つからなかったんです。
歌いたくても楽譜がない。
場合によっては
ドイツから船便で取り寄せたりしましたからね〜。
すげー時代になったもんです。
Comments
コメントはまだありません。