名曲紹介『生きる』どん底から全国1位へのストーリー

1434 views
約3分

コウタローです。

今日は私がもっとも
大好きな合唱曲の一つを
ご紹介します。

『生きる』

この曲は谷川俊太郎さんの詩に
三善晃さんが作曲した合唱曲です。

==========

生きているということ
いま生きているということ

それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと

==========

こんな言葉で始まり、
様々な人の様々な場面での
「いのち」を歌っています。

三善晃さんはこの曲を
親しい友人が亡くなったことを偲び
書き上げたと言っています。

私がこの曲と出会ったのは
長女が生まれた直後のことでした。

妻と長女が入院していて
私は家に一人。
そこで聴いて涙した記憶があります。

作品の中でこう歌われます。

==========

人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

==========

人生のどのタイミングで聴くかで
受ける印象やわき上がる感情が
大きく変わる・・・。

そんなフトコロの大きい名曲です。
前奏だけで世界に引き込まれる・・・。

オススメは『宮崎学園高等学校』の演奏です。
”宮崎学園高等学校 生きる”と検索すると
すぐに動画が発見できます。

===追記===

▼良く消えるので聴けるようにしました・・・

https://hanekoh.com/fmm/cf/mb

===追記===

もしかしたら
「高校生〜?そんな若い人の演奏なんてね〜」
と思われるかもしれませんね・・・。

実はこの演奏は平成18年度
全国NHKコンクールで
金賞を受賞しています。

歌唱力はもちろん
素晴らしいのですが、
それはどちらかというとオマケです。

この演奏に至るまでのストーリーが
圧倒的に素晴らしいのです。

この物語は2005年10月25日に
『学校へ行こうMAX』という番組で
放映されました。

こんな短期間で人は変われるのか!!

廃部の危機、やる気なしの高校生が
たった半年で変貌していく姿は圧巻でしたね〜。

だって、
4月には廃部寸前で、
やる気もなくしていて
破棄のかけらもない男子学生だったんですよ。

それが、テレビの助力もあったとは言え、
10月にはNHKコンクールの
全国大会で金賞ですよ。。。

しかもこの『生きる』。
めちゃめちゃ難しい曲なんですよ。
かなりハイレベルです。

男子部員には合唱の素人もいるんですよ・・・。
いや、フツーに考えて
歌えるワケねぇ!!

そこをどーにかしちゃったのが
パッション以外のナニモノでもないですね。

”宮崎学園高等学校 学校へ行こうMAX”
で検索すると見つかるのですが、
どうやら海外サイトしか現存していないようです。

もしご興味あればおたずねくださいませ!

いやぁ〜〜〜本当に素晴らしい。
技術を超えた魂の演奏です!

一つの作品を本気で創りあげること。
感動を分かち合うことを通じて
一生の仲間になっていく経験・・・。

合唱の原点がここにある。
そんな名演ですよ!

▼『生きる』はこちらから聴けます
https://hanekoh.com/fmm/cf/mb

それではまた!

コウタロー

Comments

コメントはまだありません。

FacebookでシェアTwitterでシェアPinterestでシェア