『形を真似るだけの世界』と『身の内から湧き上がる世界』の違いと秘密

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最近、発声の基礎の基礎を極めるための教材
ヤバいロングトーンへ参加された方から
こんなメッセージが届いたんですね。

準備ができてない、
と言われたことはありますが、
余韻は初めて聞きました!

私は書道をしていたのですが、
半紙に筆がついていない時も、
全部字に反映しているなあと感じていたので、
それによく似ているなあと感じました。

 

こ れ な !
めちゃくちゃ大事なとこです!

半紙に筆がついていない時も、
全部字に反映しているなあ

これですこれこれ!

 

書いているときも重要だけど、
実は書いてないときに
どういうエネルギーを放っているかで
ぜんっぜん作品は変わっちゃうんです。

似て非なるものになるんですね。
ここが実に言語化しにくいところですが、

ただ形を外から真似するだけの世界
内から湧き上がる世界の違いの秘密

がここにあります。

 

書道とか〇〇道と名のつく分野は
『間』とか『余白』とかを
非常に重要視していますが、
まさにそれこそが
ヤバいロングトーンに
『ヤバい』と命名した理由です。

 

 

ヤバいロングトーンでは
ロングトーンは3ステップで
実践していきます。


ロングトーン実践手順

1.心身調律
2.発声(ロングトーン)
3.余韻


2の発声については
まぁそのまんまですが、
音程音量音質が一定にキープできていること
が重要になります。

 

一般的なロングトーンでは
基本コレで終わりです。

しかし、

ロングトーンが
ただの長く伸ばす
発声練習
だと思っていたら
大間違いです。

 

 

ヤバいロングトーンで最も重要なコト、
それは

『音が出ている時間』ではなく
『音が出ていない時間』です。

 

この『無音』部分こそが
めちゃくちゃ重要な秘密であり
奥義に通じる部分なんですが、
他の教材とかレッスンで
あまり語られない部分なんですね。

 

 

ヤバいロングトーンをはじめとして
私のメソッドや教材一風変わっているのは、

そのあんまり語られることのない
『無音』部分についてめちゃくちゃ
詳細に解説/メソッド化しようとしている
のが特徴だからです。

 

 

で、

メッセージでは『準備』と書いてますが、
この『準備』と聞いたときに
どのくらいの情報が即座にイメージできるのかが
分かれ道だったりします。

姿勢や口の開け方や
音を狙うことだったり
息を一定にすることだったり…

こういう物理的な話だったら
まだ分かりやすいのですが、
実際はもっともっと
細分化して感じられることが
重要だったりします。

 

講座では毎日実践してもらう
小課題があるのですが、
ヤバいロングトーン第22日目では
『声が出るまでの手順を意識してみる』
というワークがあります。

これは、
『自分の出した声を認識する』
をめちゃくちゃ細かく分解してみて
発声への理解を深めようという実践ですね。

例えば次のような感じになります。

→お腹を絞る
→内臓が圧迫される
→横隔膜が圧迫される
→肺が縮む
→気道を息が流れる
→息により声帯が振動する
→音が鳴る
→喉や口や鼻腔に共振共鳴する
→内耳(骨伝導)が震える
→口から音が出て空気を振動させる
→外耳(鼓膜)が震える
→蝸牛管の中の繊毛が震える
→電気信号が脳に届き音を認識する

これでもかなり端折っています。

実際は『お腹を絞る』の前にも
いろんなことを感じられるといいです。
足の裏から呼吸が始まる、とか、ね。

 

でも普通はこんなことを
意識することは無いと思いますし、
そんな指導も受けないと思います。

なんでかというと
ぶっちゃけ難しいし
面倒くさいからですね。

教わる側(生徒)も
教える側(指導者)も、です。

 

実は、
『すでに感覚がある人』に向けてなら
けっこう簡単なんですよ。
発声を伸ばすなんてことは。

だって、
それなりの理論の発声練習法を
実践してもらえれば
勝手に伸びてくれますからね。

感覚がある人って
自分から色々と気づいてくれるので
ちょっとしたヒントで勝手に
ピーンピーンピーン!!
ってひらめいて勝手に進化します。

▲懐かしのロマンシングサガも必殺技閃くとき電球ついてた

 

もー、こっちもびっくりするし、
こっちもめちゃめちゃ刺激受けるし、
教わることもめちゃ多いです。

 

 

けど、、、

そんな都合よくいかない人のほうが
めちゃくちゃ多いんです。

私もそっち側でしたが、
マジで分からんのです(笑)

指導者が言う『普通に』は
実は凄まじい情報の集積体だったりしますので、
同じ『普通』なのかどうかは
少々吟味しないといけません(笑)

 

 

だからこそ、
同じ先生に師事していても
めっぽう伸びるのが早い人
なっかなか伸びないって人がいます。

これは努力とか練習量の差ってだけじゃない

 

指導者から提示された練習には
必ず『裏情報』『前提条件』があって
それをクリアしている人は
レッスンとか受けるとめっちゃ伸びます。

 

ってことは逆に言えば、、、

 

『裏情報』『前提条件』を
クリアできる人が増えたら
めちゃくちゃ歌で幸せになる人
増えんじゃね?

ってのが私が講座を作る意味でもあって、
昔の私自身がもう超〜〜〜〜〜欲しかった
情報そのものなんですね。

 

 

ということで、
指導者が語ってこなかった
『本当は大事な裏情報・前提条件』
めちゃくちゃ詳しく解説し、
心技体多方面から実践していくのが

2ヶ月半のオンライン発声講座

ヤバいロングトーン
VocAlive

になります。
(※メルマガ内でご案内しています)

 

細っけぇぇぇーーーー!!!

っていう世界にはなりますが、
この微細な領域の理解体得は
技術の向上だけではたどり着けない
『センス』と言われる世界への鍵になります。

一言で『才能』『センス』で片付けてしまうのは
劇的にもったいない!

持って生まれた能力はあるかもですが、
そうじゃなくて後天的にでも
『才能』『センス』を身につけていこうぜ!

ってのが私の教材コンセプトでもありますね。

もう〜〜〜入り口に立つだけでも
歌の楽しさがダンチすぎるので
ぜひぜひ体験しておいてほしいと思います。

 

歌ってのはこんなにも色彩豊かで
感情に溢れていて、
こんなにも感動できるものなんだ!

自分の声ってこんなにも
可能性に満ちているんだ!

そういうのを感じられるように
講座を作りました。

そんな世界への橋渡しとして
利用していただければ嬉しく思います。

 

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