超重要ワード『○○○○』

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約7分

こんばんは、コウタローです。

 

今日は最近レッスンをしていて感じた
めちゃくちゃ重要なワードをご紹介します。

それは…

 

たまたま

 

です。

『なんのこと〜?』って感じですが、
これマジで大事なんですよね。


『たまたま』ってのはどういうことかというと
こういうことです。

 


声のフォームを作って息を流したら…

たまたま声が出た

 

息を吸って力を抜いたら…

たまたま息が漏れた

 

声のフォーム作り、
息を吸ってフォームはキープしたまま
力を抜いたら…

たまたま声が出た

 

フォームキープしたまま発声して
呼気圧増やしたら…

たまたま音が高くなった

 

発声中に声帯を薄く伸ばしたら…

たまたま声が高くなった

 

発声中に息を流すのを止めたら…

たまたま音が鳴らなくなった

 

声帯の距離が遠かったら…

たまたま息混じりの声になった

 

声帯の距離を近くにセットしキープしてたら

たまたま芯のある声になった



いくらでもありますが、
こういう感じで、

 


〇〇をキープした状態で
●●だけを変化させてみたら…

たまたま▲▲が起きた

 


という感覚がアタリマエにできるようになると
発声がめちゃめちゃ進化するんですよね〜。

 

 

この感覚を超強力に体感したのは
ベルヌーイ発声法が生まれた瞬間でした。

 

宇宙飛行士の動画で
2つのものの隙間に空気を送り込むと
勝手に引き合ってくっついてしまうという
ベルヌーイ効果がある、と知った瞬間。

 

コウタローに電流走る…!!( ゚д゚)

▲『アカギ』最終巻はマジで神すぎる

 

 

あっ?!あっ?!あっ?!
えっ?!これ、もしかして?!

あっ!!ホントだ!!
息を流したら声が勝手に出た!!

 

声帯を声が出せる状態にセットして
ただ息を吐くだけ。

 

そしたら声出た!!

 

マジかよ?!!

 

上手い人が昔言ってた
『声なんて何もしないで息流せば出るよ?』
という話は本当だったんだ!!

 

彼らは嘘つきじゃなかった!
父さんは帰ってきたよ!!(←それはパズー)

 

▲『天空の城ラピュタ』から。龍の巣に突っ込むところ。

 


過去疑問に思っていたことと
これまでのバラバラだった知識と経験が
一気に繋がりスパークした瞬間でしたね〜。
あの瞬間はヤバかったーーー(笑)

 

 


ていうようなことが
まぁ〜〜その後も色々色々ありまして、
それが楽しくていまも研究を続けています。

 

 

 

声ってものすごく精密であり、
かつ柔軟性がある楽器なんです。

 

ピアノとかリコーダーとか
通常楽器ってのは形が安定しています。

 

しかし、声については
肉体そのものが楽器なので、
めちゃくちゃ不安定なんですよね。

 

ていうか、関連する筋肉群が
マジで多すぎてドン引きします。

 

だからこそ様々な音色を出すことができるし、
本当に精密な表現が可能なんですが、
単に声を発するだけだったらこんなにも
複雑な筋肉構造は不必要なはずです。

 

しかし、人間はその異常なまでに
精密精緻な楽器を生まれながらに備えているのです。

 

 

神様ってやつがいるかどうかは分かりませんが、
人間を作った何者かは、
我々に対して

 

『歌え…!歌え…!』

 

と言ってんじゃねーかなーって
錯覚すら覚えるんですよね。

 

 


まぁそれはともかくとして、
声は超精密で不安定で、
可能性に満ち溢れた楽器だってことです。

 


で、

 

思い通りに歌うってなると
なんだか難しそうな気がするかもしれませんが、
それは声をブラックボックスとして
捉えることしか出来ないからなんです。

 

ブラックボックスってのは
Aを入力したら
何だかわからないけど
Bになった。

みたいなやつです。

 

 


発声練習しようと思っていても
多くの場合は、


『高い声を出したいなー』
という願いがあったとき


なんかよくわからないけど
腹に力入れたら出たぞー!

 

なんかよくわからないけど、
息をたくさん流したら出たぞー!

 

なんかよく分からなけど、
上向いたら出たぞー!

 


みたいな感じで
『なんでそうなったのか?』
ってところまではイマイチ理解しきれてない
ってことってめちゃめちゃ多くないですか?

 

 

こういうのってイレギュラーにめっちゃ弱いので
『昨日は出たのに今日は出ない…どうしよう…』
とかけっこう起きたりします。

 

 


しかし、発声には必ず
そうなった理屈が存在します。

高音を出したいなら
セオリーが必ず存在するんですね。

 


こういうのを一つ一つ、
その人にとって実践可能なレベルまで噛み砕いて
実現可能な計画を立案するのが
私が研究していることなんです。

 

どうやって使うかを
ちゃんと理解体感できれば
これほど自由自在に使え、
かつ、いくらでも開発のしようのある
面白い素材ってのはないんですよ。

 


まぁー好きなんですよね、こういうのが(笑)
四六時中やっていて、
何をやっていてもそのこととつなげて考えてしまう…。

 

ちょっと変態、マニアの領域ですよね〜。
そりゃそこまでやってりゃ
アイデアも湧くよなって感じです。

 

 

 

と、いうことで、
今回は妙にマニアックな話になりましたが(笑)

 

私は発声で悩んでいることがあるのであれば、
どんな悩みに対してもだいたい何かしらの
解決の糸口を見つけることが出来ます。

 

なぜならそれを解くのが好きだし、
そのための経験と知識があるからです。

 

もちろんまだまだ未熟な部分だったり、
『エッ?!そのパターン?!』
みたいなこともあるのですが、
まぁ一緒に悩みながら実践しているうちに
なにか見つかるんですよね。

 

知りたいことも試してみたいことも
まだまだたくさんあります。

 

 


そして、何より何より…

 


最終的には知識も経験も技術も
ぜんぶぶん投げたい!

 


全身全霊で何もかも忘れて
ただただ自分自身の命を声にして歌う。


そんな経験が出来たらいい。


そしてその瞬間を共鳴する人と一緒に
生み出せるのであれば…本当に最高だっ!!

 

 

 

ということで、
今年から来年にかけては
ご縁のある方と本気で歌っていけるような
環境を作っていきたいと思っています。

一緒に歌えるのがマジで楽しみだっ!

 

 

 


それでは、ありがとうございました!

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