高山一実さんの声を分析すると・・・

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コウタローです。
今回は声分析です。
 
裏声には2種類ある
のですが、 それをいとも簡単に?使い分けている方がいました。
 
高山一実さんです。
 
高山さんの声の三色変化は冒頭の動画をご覧ください!
これはスゴいです!!  
 
この動画の中では3つの声を出しています。
 
1つ目が、テレビで喋っているときの普通の声。
で、これが『裏声』なんだそうです。
ぜんっぜんフツーに聞こえますね、すごい。
 
2つ目が『地声』 めっちゃ低いですね〜。
これが彼女の素の声ですね。
見た目と声のギャップがスゴいです。
 
3つめが『地声を高くした』声だそうです。
急に色っぽい感じになってますね。
大人びたというか。  
 
 
で、「なんなのこれ?」 を紐解いてみようと思います。    

裏声には2種類ある

すごーくざっくりと言えば、 裏声には

  • 芯のある裏声
  • 芯のない息が多い裏声

の2種類があります。
芯のある裏声は、カタくて明るく、鋭い響きなのに対して、
芯のない裏声は、柔らかく落ち着いた音色で、響きも丸いです。
で! 芯のある裏声は、また2種類に分かれるのです。 カレーを頼むときもついつい2種類にしてしまいます  

芯のある裏声にも2種類ある

声に芯を作る方法は一つです。 声帯を閉じること です。
で、この声帯の閉じ方が2種類あるのですね。
 
これもざっくりと表現すると

  • 喉を狭めて(締めて)声帯を閉じる方法
  • 喉は脱力したまま(開いたまま)声帯を閉じる方法

です。 引用させていただきました。 分かりやすいですね。  
それで高山さんのケースですが。
 
最初のフツーに聞こえる声は 『喉を締めて声帯を閉じた』裏声です。
第三の声の色っぽい声は 『喉は開いたまま声帯を閉じた』裏声です。
裏声と言ってますが、これは地声も混ざっている
いわゆるミックスボイスってヤツですね。  

高山さんは地声と裏声を同時に使っている

地声と裏声を同時に使った声質のことは ミックスボイスって言われます。
この声の特徴は、 地声のパワフルさと 裏声の清廉さを兼ね備えていることです。 相反する属性の声を同時に使う・・・ッ!!
『ダイの大冒険』はオススメです。  
 
 
優れた歌手はかならずこの 声の使い方をマスターしています。
というか、使えないと表現力の幅が 広がりません。
 
なので、多くの声使いの人たちが 欲してやまないものの一つが このミックスボイスなのです。
 
が!! これ、最初っからできちゃう人と
まぁ〜〜〜いつまで経ってもできない人が
いるんですよね〜〜〜〜。 (わたし?後者でしたが何か?)  
 
正しく取り組めば必ずマスターできるものですが、
取り組み方が良くなくて10年やっても
身につかない人は身につかないんですよね。。。 何年もかかって練習してできなかった技を、
ぽっと入ってきた新入生ができてしまった時の内心の表情。  
 
そういう実はけっこう卓越した技を
ひょいっとできてしまう高山さんの喉は
相当に器用だと思います。
 
小さい頃から歌を歌っていたとか、
モノマネやっていたとか、
『喉を器用に使う癖』をもっていたのでしょうね〜〜。
 
素晴らしいです〜〜〜〜。  
 
というわけで、 素晴らしい能力の喉でした。
 
 
ありがとうございました!

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