おはようございます。
うたう整体師のhanekohです。
指揮者と合唱団の呼吸を揃える練習シリーズ第六弾です。
今回のはいままでと趣が変わります。
音楽の流れに常に乗り続ける意識を育てる練習
です。
なんのこっちゃですが、こういうことありませんか?
自分のパートが休みの時、ボーッとしている。
楽譜ばかり見ながら歌っていたら、指揮者が止めたのに気付かず歌っていた。
ボーッとしてたら指揮者の入りの合図に気づかずやり直し。
集中力がないと言われればそれまでですが、
私は、
集中する練習をしていない
のも大きな要因ではないかなーと思っています。
練習方法です。
①合唱団を2つに分けます。仮にAとBとします。
②まずAに歌ってもらいます。
③指揮者がパン!と手を叩いたらBが歌います。いつ叩くかわからないように、突然叩きます。
④もう一度パン!と叩いたらまた交代です。
⑤パパン!と2連続で叩いたらA、B両方が歌います。
⑥フレーズの途中とか、ヘンテコなところで叩くとよりオモシロイです。
⑦書き忘れましたが、指揮者は入りの合図くらいで振らないようにします。
こんな感じです。
結構緊張感あります。
いつ叩かれるかわかりませんからね。。。
合唱団は歌っていない時も、相手の歌を聴きながら、いつでも歌い出せるように準備し続けなければなりません。
いつでもスムーズに交代するためには、歌っていない方も、声は出しませんがブレスも歌っているときと同じように吸って、息を軽くでも流し続けている必要があります。
なにより指揮者を注意深く観察する練習になります。
指揮者が手を叩く寸前には何らかの予備動作、息を止めるとか、肩が動くとか、目線が動くとか・・・そういうものがあるのですが、これを察知する能力も向上します。
これが、良い訓練になるわけです。
声を出していない時も常に「うたっている」
こうなると全体のクオリティは一気に引き上がりますね~。
この練習に少し慣れてきたら、もうちょっとやり方を変えるのもありです。
例えばこんなふうにするのもオモシロイです。
①'Aが歌っているとします。
②'指揮者はパン!と叩くちょっと前にBに目線を送ります。
③'指揮者はタクトで入りを示すような予備動作をして、パン!と手を叩きます。
④'トゥッティにするときも全員に目線を配ってから手を叩きます。
最初の練習をした後だと、ものすごく合唱団のチェンジがしやすいのが感じられるでしょう。
自ら音楽に乗りつつ、合唱団の中でも呼吸を揃えつつ、指揮者ともアイコンタクト。
なんて素晴らしい!エクセレント!
ここまでやってくると合唱、面白くてたまりません。
指揮者も、合唱団が指揮のちょっとしたニュアンスを汲み取って
敏感に反応してくれるようになるので振っていて楽しくて仕方ありません。
ほんの数センチの動きでも反応できるようになるので、
大げさに振る必要なくなりますから、
ここぞ!という時に大きな表現をすることが出来るようになります。
・・・ちょっと読み返してみると、文章が合唱団の視点と指揮者の視点が入り交ざっちゃってますね。。。
それはともかく、これ、楽しい練習です。
こんなふうに呼吸を揃える練習を積むと演奏のクオリティはグッと高まりますね。
しかも、演奏者全員の呼吸が揃っていると、今度何が起こるかというと、
演奏会でお客さまとも呼吸が揃って、一緒の音楽を共有できる
わけです。
化学変化、おきます。
こうなると異次元キター!って感じですね。
最高です!!
というわけで、6回に渡ってお送りしてきたこのシリーズは
ネタ切れのため(笑)一旦終了です。
またオモシロイのがたまったら記事にしようと思います。
それでは、今回もお読み下さり、ありがとうございました!
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