昨日からとある方のお誘いで
群馬県みなかみ町にある『さる小』っていう
廃校した小学校を改築した
めっちゃ面白いところへ家族で遊びに来てます。
もうね、自由!
元学校なので、教室あるし、音楽室あるし
図書室あるし、教員室もあります(いまそこで書いてる)。
さらにプールまであります。
プールの隣に風呂があるので、
プール!風呂!プール!風呂!で
無限循環するという子供らの体力おばけやばい(笑)
これからバーベーキューやって
キャンプファイヤー行ってきます!
意味不明に遊びまくるの超楽しいですね〜。
明日午後まで遊んで帰りますー。
で、今日の話題は
『意識的にやるか?無意識を使うか?』
です。
声がうまく出るようになるためには
適当にやるだけではなくて
やはり練習が必要になるわけですが、
練習方法には相反する練習法が
めちゃくちゃ多いです。
理論的なアプローチと
イメージ的なアプローチ
意識的なアプローチと
無意識的なアプローチ
地力解放(本来の力を出す)アプローチと
地力向上(土台の強化練磨)アプローチ
どちらも重要ですね。
他にもたくさんあります。
偏りすぎていると
やはり行き詰まりやすくなります。
ただし(これがメンドイですが)、
偏っているのではなくて、
練習方法も合っているし、
その人の状態的にも
その練習が必要なのだけど、
単に
『練習回数が少ないだけ』
『練習の質が悪いだけ』
『つか、もっとやったら良くね?』
っていうこともあるので
なんともはやです(笑)
このあたりの見極めが
自分でできるようになると
めちゃくちゃ捗りますね〜。
#目指すは脱ボイトレ
で、
ちょうどヤバいロングトーンを
実践されている方から
こんなメッセージが届きました。
セリフの延長で伸ばすと、全く違う声が出ました。
目の前の相手を想定して届けようとした時だけ、
背中とお腹がパンと張って
喉まで切れ目なく繋がっているのが観察できました。
でも、数秒でバランスが悪くなってしまって
音が変わってしまうのも分かりました。
無意識にゆるめてしまっているようです。
(この時、修正しようと口の開け方が云々とか、
細かいことに頭を使っていたのも、
身体がお留守になる原因かもと感じました)
この実践報告すごくいいこと書いてくれてるんですよ。
セリフの延長で伸ばしてみたら
全く違う声が出た
っていうのはどういうことかというと
この人の場合は、
『声を出そう』と思った瞬間に
『ちゃんとした声を出さなきゃ』という
意識が働いてしまう
という現象が起きているんです。
だから、
『発声』という意識を外して、
『普通に喋っているのの延長』で
声を出してみたら余計なことをしなくなった。
結果、声がすごく出やすくなった、と。
そしてこう書いています。
目の前の相手を想定して
届けようとした時だけ
これめちゃくちゃ重要ですね。
目の前に人が居て、
その人に向かって話しかけるつもりでやったら
うまく声が出た
というわけですね。
つまり想像力とか五感とかを使って
臨場感を高めて発声するのが
得意な方なんだと思います。
▲理論じゃありえない上達するからマジでビビる
▲ただしイメージが崩れると一気にダメになる
▲理論/反復の強さはブレない強さ
ただし、
数秒でバランスが悪くなってしまって
音が変わってしまうのも分かりました。
無意識にゆるめてしまっているようです
とも書いてくれていますので、
声を伸ばしている間に
頭が働きだしてしまっているのがわかります。
目の前の人のイメージが薄れてしまうと
素に帰ってしまうというか、
我に返ってしまうというか、、、
そんな感じで、
無意識に構築できていた
いい発声のバランスが
意識することで崩れてしまったわけです。
こういう人って
けっこう多いと思います。
例えば、
誰でも普通に歩けると思いますが、
ちょっとした質問をすると
めちゃくちゃ歩きにくくなるんです。
『歩くときどのように歩いていますか?
足はどうように動かしていますか?
腕はどのように振っていますか?
いつ地面を蹴っていますか?
着地は足のとこからですか?
角度はどうですか?
タイミングはどうですか?』
って知るかーーーー!!!!(笑)
こんなん聞かれてスラスラ答えられる人は
よほどの変態(マニア)しかいません。
聞かれると頭が働きだして
バランスや連動が
ぐちゃぐちゃになっちゃうんですよね〜。
無意識でなら出来てるので
その力を上手くいつでも
引き出せるようになれれば
いいわけですが、、、
本当に上手くなるときってのは
無意識でやっていることを
意識的にできるようになったときです。
無意識の意識化といいますが、
これが上達の極意です。
今回のメッセージのケースでも
ここがめちゃくちゃ上達のための
非常に重要なポイントです
じゃあ…
このメッセージくださった方の場合、
どのような練習方法が有効なの?
それは…
『交互にやる』
です。
例えば、次の手順でやります。
無意識と意識をつなげて
本来のパフォーマンスを
発揮する練習手順
1.目の前の人を想定して短く発声する
2.イメージなしで発声する
3.イメージありとなしで同じになるまで交互に繰り返す
4.イメージありで長く発声する
5.イメージなしで長く発声する
6.イメージありとなしで同じになるまで交互に繰り返す
これを地道に丁寧にやると
短期間にめちゃくちゃ伸びることができます。
めちゃくちゃシンプルですが、
超王道の練習になります。
この
『交互に発声することで
無意識での発声と
意識での発声で差をなくす』
という練習方法は
マジで超重要ですし、
超効果が高い方法ですので、
ぜひ取り入れてみてくださいね!
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