こんばんは、コウタローです。
今日は大阪でのグループレッスンやってきました!
たのしかったーーーー。
▲会場ヤバい。響き最高すぎた。
ロングトーンのやり方についてを
超細分化して行ったのですが、
これは特に
『これまでかなり歌の練習してきた』
って人が受けると相当の衝撃みたいです。
『こういうのを最初に教えてほしかったぁー!』
という話ですね。
で、実際に何をやったかといえば
めちゃめちゃ地味な練習です。
でも、たしかなまんぞく…!!
▲遅効性SFの『ワールドトリガー』おすすめ
で、私自身も新しい練習法の発見があったので、
そこも踏まえてちょいと
ここでシェアがてらまとめてみます!
ヤバいロングトーン受講されてる方は
ぜひ受講内容を思い返しながら
読んでみるといいかもです。
ここについては
もうシツコイと言われようがなんだろうが
とにかく重要すぎるので
何回も何回も出てきました。
いや、ホント安定する感覚があるだけで
声めっちゃ出しやすくなるんだよ。
今日受講した方も全然声出しやすくなってて
ビビってましたが、
そういうのが本来のパフォーマンスなんだって!
上手い人は楽そうに歌ってますが、
楽そうにしてるのではなくて、
ホントに楽なんですよ。
手抜きして歌ってるんですよ。
頑張ってない。
なぜなら、頑張る必要ないから。
声が出るフォームを作り、
そこに息流せば声出るんですよ。
これと一緒。
▲発声の根本理解に最適…!!(笑)
人間の声は肉体が楽器です。
固定化されたものではなく、
極めて流動的な形をしています。
だから自分自身の筋肉操作で
楽器が適切に鳴るフォームを
作り安定させないといけない。
上手く鳴らせないフォームを作れば
鳴りません。
上手くなるフォームが作れても
安定してキープできなければ
声はバラバラです。
だから『安定させる』ということが
超超超超超大事なのですが、
マジでここんところの認識が甘すぎ。
とにかく
『息を流せば勝手に声が出るよね』
っていうフォームの確立が
クソ重要すぎます。
フォームの安定が重要なのはマストなので、
それは当然やっている、という前提で話を進めます。
で、次に大事なのが
『音程を変える』方法です。
音程の変え方は2通りあります。
1つ目は
『ブレスコントロールで変える』
です。
上のことり笛の実物があると
めちゃ分かりやすいのですが、
あの楽器は息の強さで音程が変わるんです。
強く吹くと高くて大きな音が出ます。
弱く吹くと低くて小さな音が出ます。
楽器が安定しているので、
同じ強さの息を吹き込めば
必ず同じ音程音質音量が出ます。
これはもう絶対ブレません。
っていうのが声も同じなんです。
高い技術を持っている歌手は
楽器の安定性が段違いに高いです。
同じようにフォームを作って
同じように息を吸って、
同じように息を吐けば、
ほぼほぼ同じ声が出ます。
ほぼほぼってのは耳で聞いても
ほとんどわからないレベルの話です。
プラスチックや金属楽器でなく、
やっぱり肉体である以上は
多少のゆらぎはありますから。
なので、
ブレスコントロールだけで
音程を操作することは可能です。
こうなると
フォームをいちいち変える必要がないので、
めちゃめちゃ省エネなんですよね。
そしてもう1つの音程の変え方は
裏声による声帯伸展です。
声帯伸展ってのが難しいなら
単に伸ばして薄くするって感じです。
声帯はゴムの性質もあるので、
振動させながら伸ばすと
音が高くなるんです。
シンプル!
で、ロングトーンでは
『あーーーーーーーーーー』って
音量音質音程をキープして出すのですが、
このときに
たまたま声帯が伸ばされたら
声の出し方は全く変わらなくても
勝手に声の音程が高くなります。
息の吐き方も変える必要もない。
声門閉鎖の感覚も変える必要もない。
ただただ、声帯を伸ばすだけで
音程は高く変化します。
で、声帯の伸ばし方はどうするかと言うと
これが『裏声』になります。
裏声は声帯を薄くして発声しているのです。
裏声を出すときに使う筋肉を使う。
これだけで勝手に声が高くなります。
フォームを変える必要はありません。
音程はブレスコントロールと裏声で変える
この感覚を身につけると
えげつないレベルで脱力発声が捗ります。
この感覚は『もともと上手い人』は
普通に知っているものです。
知っているけど、
当たり前過ぎて意識に上がりません。
当たり前過ぎて説明もしてくれません。
日本人が『箸の使い方』を外人に教えるのは
けっこうむずくね?ってのと同じです。
こういう音の変え方の感覚が
最初から身についている人はいます。
ふつーに最初から歌が上手い人です。
厳密に言えば最初から上手いというか、
子供の頃から普通に歌っていて、
歌うのが普通に楽しくて、
声で遊びまくっているから
勝手に技能が伸びてしまい、
気づいたらえげつないほど上手くなってた。
という話が大きいとは思います。
子供の頃から歌いまくっていたり
声で遊んでいる人は
やはりめちゃめちゃ器用です。
で、多くの人はこの感覚がありません。
私もありませんでした。
こういう感覚が無い人が
レッスンなどを受けに行く場合が多いのですが、
気をつけなければならないのは
発声や歌を教える先生は
そのレベルで悩んだことが無い人が多い
ということです。
これはディスってるとかじゃなくて、
普通に分からないのです。
どうやって日本語身につけましたか?
どうやって箸の使い方覚えましたか?
『え?気づいたらできてましたが、、、??』
という話なだけです。
だから、受講生さんは二分されます。
異常に伸びる人。
全然伸びない人。
これはキレイに分かれるんですよ。
習って10年なのにあんまり伸びてない人いるし、
習って1ヶ月なのに異常に伸びちゃう人います。
えーーーーっ、、、って思いますが、
実際たくさんあるんです。
じゃあ、なんでそんなことが起きるかというと
『先生の出来て当然技術を満たせているかどうか?』
なんですね。
先生の『出来て当然技術』が満たせている人は
もう、気持ちよく伸びていきます。
ですが、、、
先生が『これは普通』思っていることは
アタリマエなので、言語化されません。
出来るのが当然って考えているので、
出来ない人の気持ちはわかりませんし、
何なら『えっ、なんで出来ないの??』って
思っています(ていうか、めっちゃ言われた笑)
繰り返しますが、
批判ではなくて、
単にそんなもんだよね、って話です。
で、比率として
歌手になろうなんて人は
まぁ普通に考えて、
歌がもともと上手い人ですし、
『私はまだまだ』
と思っている人は多いですがそれは
『一流なのか超一流なのか?』
みたいな異次元のレベルの話です。
昔の私には
そういう高レベル技術ではなくて、
もっと『声そのものの根本的な出し方』
みたいな超手前の話が必要だったんです。
これが『声のフォーム最重要説』につながってます。
いやー、ハマったハマった(笑…えねーーーー)
抜けるのに15年以上かかったけど、
根本的な話を知ってて
毎日適切なフィードバック受ければ
マジで1〜2ヶ月くらいでクリアできるんじゃないかなー。
いや、もちろんその1〜2ヶ月ってのは
『練習づけの毎日』という話で、
毎日指導者と一緒に練習して過ごすのが
クリアできるような人、
という話にはなりますが、、、
それでもゆっくり自習もしながら、
ってのでも1年くらいかければ
相当声の自由度は増すでしょう。
ヤバいロングトーン受講者からも
1日1回真剣にロングトーンしてたら
声の感覚激変したって報告受けてますし、
どういう感覚で取り組むかはやはり重要と思います。
で、一回自由に歌えるようになったら
もうそりゃ一生ですからね。
ボイトレとか別にそんなにいらない。
ていうか、歌ってりゃ上手くなっていきます。
まぁ、そもそも上手い人って
あんま熱心にボイトレしてませんし、、、
根本的な声の出し方を徹底的に極める
という時期を数ヶ月くらい持つことは
かなりその後の歌人生にメリットが多そうって思います。
ってことで、
なんか色々ぶっちゃけちゃったような気がしますが、
まぁいいか!(笑)
ということで、
指導者さんには非常に得手不得手があります。
当然私にもめちゃめちゃ得手不得手があります。
私が才能を引き出すのが得意な人は、
声の出し方そのものの原理原則に興味がある人
自分の感覚感情に寄り添って自分らしい声を出したい人
自分の中から感情を溢れさせて感動を生み出したい人
とかです。
この分野はいろんな人に言われるし、
色んなとこ渡り歩いてきた人にも
めっちゃ言われるので確かに得意だと思います。
逆に私が才能を引き出すのが苦手なのは、
カラオケの点数を伸ばすのが目的の人
単純に技術だけを高めたい人
コンクールで入賞したい人
などです。
私自身がその分野にあまり情熱が湧いてこなくて、
出来ないことはないと思いますが、
『やめとけ』ってよく言われるので
他の得意な人に習ったほうがいいかもしれません(苦笑)
ということで…
やっぱりレッスンは色々と
私の方でも気づくことが多くて
楽しいですね。
このあたりのノウハウは
改めてコンテンツ化したり、
オンラインレッスンみたいな形で
シェアしていきたいと思います。
それでは、ありがとうございましたー!
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