この1ヶ月の間に超久々に合唱団の中で歌う機会がありました。
自分では指揮指導しているのですが、
他団体の団員のひとりとして歌うって実はけっこう久しぶりだったりします。
で、思ったことですが、
『攻めようぜ!!』
ってことです。
なんかね。
KYOMEI PROJECTとかでもそうだし、
これまでのレッスンとかそういうところでも
『まずは本気で個性を出し切ろう!!』
『本気出したらブレるのはアタリマエだ!』
『失敗していいんだ!大丈夫だ!』
ってことを言い続けています。
それがアタリマエになっていたのですが、
いざ合唱団に行ってみるとけっこう雰囲気が違うんですよね。
あれ、なんでみんなそんな抑えてるのかな??
ってめっちゃ感じるんです。
たぶん調和とかハーモニーとか和音とか雰囲気とか
そういうやつをうまく揃えるために丁寧に練習しようとしているのだと思う。
みんなで揃えよう。
いい音楽しよう。
そういう気持ちはなんか伝わってくるのです。
みんなめっちゃ真面目に練習してるし。
・・・なんだけど・・・!!
私としては最初はもっとぐっちゃぐちゃでいいから
とにかく
生命力に溢れた声
を出しまくりたいし、
そういうのを聞きたいなーって思いました。
・・・いやね?!
もうね、ほんとマジで全然違うんですよ。
自分の思っていた限界を突破して、
後先考えず全力で声を出している、
出せている人の声のヒビキってのは。
そして、
表情も!
姿勢も!
つーか、オーラ的なものも!
めちゃめちゃ光り輝いてるんですよ。
いやいやいやいや、
もともとぜんっぜん違う声でしたよね?!
苦しそうな顔してましたよね?!
なんか背中がすすけてましたよね?!
けど、本気スイッチが入ると、
もう根底から何もかも変わっちゃう。
スゲ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━!!!!
声ってスゴい!
てゆーか、アンタがスゴい!
そんな感じになる。
いやー、そういうメンバーで合唱すると面白いですよ。
めちゃくちゃになる(笑)
見事にバラッバラ(笑)
エネルギーしかない(笑)
なんだけど、なんかスゴい。
なんか伝わる。
こないだ私が指揮指導してる女声合唱団でも
練習まだまだだなーって曲だったけど、
なんか歌いながら泣いてる人いた。
歌っていて、歌詞とメロディーが
とある人の思い出とリンクしちゃったから。
もう、声出ないの。
詰まっちゃって歌えないの。
はじめてさんとかもいたから
音取りもその日にしたので、
あんまり練られたクオリティじゃないの。
けど、想いのエネルギーが全員に伝播して共鳴しているのが感じられた・・・。
そういうのが先にあって、
その先で音楽の土台を支えてくれるのが発声法であり、
テクニックなんですよね。
このメルマガは歌と声のメルマガだから、
なにかしら自分の中にある何かを表現したい!
何か分からないけど、
自分の中のエネルギーを燃やして声を出し切りたい!
全力で歌いたい!
そんなことを思っている人がほとんどだと思っています。
もう、ホントその想いの原点を大事にしてほしいって思います。
本当に大事なことだから。
なんで歌っているんだろう?
誰に向かって歌を届けたいのだろう?
私の声が響いた先には何が待っていてくれるのだろう?
そんな原点を大事にしてほしい。
あなたがあなたの声で、
あなたの歌を歌う
それって本当に素敵なことだから!
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