【SSL合宿201711レポ】イッツジョータイム!(灰人時間)

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約8分

合宿恒例行事・・・それは・・・!!

『立て・・・!立つんだジョ〜〜〜!!』
ごっこである。

※ただし、ガチ

いやー楽しかった!
今年最後のSingerSongLighter合宿が先日の土日に終わりましたっ!

で、今回もやってきました。
合宿最終発表会直前のジョータイム(笑)

ジョータイムとは?!

歌って自分と向き合っていたら
本当の気持ちが溢れてきて

ガチョーン( ゚д゚ )
(´・ω・`)ショボーン
|||(-_-;)||||||ドヨーン

となって、酷い状態になると
某ジョーのラストシーンよろしく
燃え尽き感が出ている状態です。

本気で向き合ってはじめて起こる現象。

今回のジョータイム。

短時間だとここまでの衝撃は生まれなくて、
そのあたりがやっぱり合宿だなって感じなんですが、
もうね、ここまでにはイロイロやってます。

今回のケースを挙げてみますね。

 

 

●野外ワーク

集合したらまずは広場へいきました。

土地へのご挨拶って言ってますが、
その土地の空気、水、土、光なんかと触れあうと
何というか『歓迎』してくれるようになるんですよね。

富士山からの川の水に触れ、
土を触り、
太陽を浴び、
呼吸をする。

土地のエネルギーとの循環を意識する。

そうすると深く、深く
自分の中に潜っていく素地が生まれるんです。

今回から初導入しました。
先日参加したお師匠さんのワークショップでの学びを活かしてます。

ただ、水に指をつけるという所作
今日から2泊3日、岐阜県にいます。 お師匠さんの声のワークショップに参加するためです。 三島から一路岐阜へ 11月4日の直後ということもあって、 私自身改めて自分自身と 声と向き合ってみようと思い参加を決めたのですが、 初日からザワザワしっぱなしです。 しかし声を出しているわけではありません。 今日は神社一つに参拝と 宿について付近を少し散策しただけです。 これから夕食で、 そこからいろいろとシェア会が始まります。 このワークショップで もっとも大事にしていることが 『無音』です。 いかにこの『無音』を整えるか? たった一声を出すために、 たった数十秒のためだけに、 自分を清め、整え、エネルギーを高める。 本当に繊細で微細な差です。 しかし、圧倒的です。 自分の感覚がまったく違うのが分かります。 例えば今日は神社参拝の前に 自然豊かな川の水とコンタクトするワーク をしました。 はじめて来る土地だと 自分と土地のエネルギーが 調和していません。 こういう感覚は例えば 学校のクラス替え直後などをイメージすると 分かりやすいと思いますが、 何となく、違和感がある・・・。 これをかなり繊細にした感じです。 たしかに皮膚感覚で言うと、 馴染んでいない、溶け合っていない、 なんとなく反発するような感じがある。 色んな感じ方があると思いますが、 わずかな違和感です。 こういうのは 友達とかとお喋りしながら行ったりすると あまり感じないです。 今回のワークショップでは 参加者同士はあまり話したりしません。 移動のバスでもほぼ無言です。 それは『自分の内側にだけ集中する』ためです。 そして、素足になって川に入ったのですが、 このときのファーストコンタクトが 本当に印象的でした。 指先を水面につける。 ただそれだけを、 全神経を集中して、 水のエネルギーを感じながら行う。 指先に触れた水の感覚、 そして指が水の中に入った後の 水の揺らめき。 『水が動きたい方向に指の動きを任せる』 たったこれだけの所作だけで その土地から歓迎されている 感覚が生まれました。 馴染むのです。 エネルギーが澄むのです。 こういうのを重ねて重ねて

で!

さらに今回は2日目の朝には
富士山の樹海の富士風穴という
特別な洞窟へ行きました。

ガチの洞窟からの帰還・・・!

完全な闇の中、
富士山の胎内に入り、
生まれ変わるような体験。

明らかにそこでナニカが変わりましたね。

なんで歌の合宿で
洞窟、しかも未整備のところへ冒険してんだ?
という気もしないではないですが(笑)、

最高の歌が生まれるなら
何やってもいいのだっ!!( ゚д゚ )

 

 

●神社参拝

ここ最近の合宿では必ず取り入れてます。

神社に祀られているのは
神様の像とかじゃなくて
『鏡』なんですよね。

そこに映るのは、他の誰でもない『自分』です。
それも『本来の自分』です。

だから神社参拝って
『どうかお願いします・・・!!』
ってやりにくるところじゃない。

『●●をやっていきます!』
という宣言をするところなんですよね。

自分の御霊に灯をともす、
その一歩として行ってます。

もちろん、合宿終了後にはお礼参りもします。

初日に来たときと
まったく感覚が違うことに驚くんですよね。

 

 

●人声セッション

今回の参加者はとくに『解放』がテーマだったので、
歌を通じて、特に『本当に感じていることは?』に
意識を集中したセッションになっていました。

個人でもやるし、
グループでもやります。

なんでこの曲を選んだのか?
本当はどうしたいのか?
歌詞から何を感じている?
何を表現したい?

とくにグループセッションは濃かった。

みんなで円になって、
ひとりひとりセッションしていくのですが、
他のメンバーの話を聞いてるうちに
いろいろな気づきが溢れてくる。

目の前で話し、歌うメンバーと
自分自身の中のナニカが共鳴する。

苦しさ、悩み、怒り、モヤモヤした気持ちも
本当の気持ちに近づいた喜び、
感情が溢れてきた得体の知れない感覚。

こういうのをみんなで共振・共感する。
人生を分かち合う。

ひとりではたどり着くのが難しいことも
みんなでやるから勇気を持って
立ち向かえる。

そんな場になります。

 

 

今回はこのセッションを初日の夜から行えました。
いつもだったら2日目なんですが。

そこで深まって、
自分の中から古くて新しいナニカが
溢れてくる。

それとともに寝て、
また次の日を迎える。

だから深まり方がぜんぜん違う。
合宿ならではですね。

そして初日に出てきて、
これが本心なのかな、と思っていたところに
どんでん返しが来るんです。

そう、イッツジョータイム!!(笑)

出てくるんですよ。
本番直前の個人セッションってヤツはね・・・。

みんな仲良く廃人のポーズ!(笑)
再度!(笑)

で、迎える本番演奏!

これがね〜。

すっっっっっばらしいワケ!!!

今回の一発目のしんすけさんには
やられたわ〜〜〜〜。

フジファブリックの『茜色の夕日』って
曲だったんですけど、
初日に出てきたのは『怒り』だったんですよ。

ある人への想い。
やりきれない想い。
相手への怒り。
自分への怒り。

それが二日目、
本番直前のセッションで出てきたのは

『おばあちゃん子だった幼い自分の想い』

でした。

もともとすげー美声で、
声の伸びもイイカンジなんですが、
なんていうか最初は、

『叩きつける』

ような歌い方していたんですよね。

声=自分ですから、
どこかに自分を大事に扱うことに
恐れを抱いていたのかもしれません。

それが、個人セッションの最後の最後に一変!!

『おばあちゃん』のことを想い出したとき
『それだー!!』って感じました。

だからこの曲を選んだのかっ!!

茜色の夕日眺めてたら
少し思い出すものがありました

何回も繰り返されるこの歌詞。
そこに自分の原風景が投影された。

歌と自分の人生が
一体になった瞬間です。

で、合宿後しんすけさんから届いた
メッセージがこちらです。

先程命日すら忘れていた、祖母の位牌に線香をあげました。

最後は歌うというより、うたっていたという感覚でした、

感情を感じるのがどこか嘘っぽかったり、
恥ずかしくていつの間にか何にも感じなくなってしまってましたが
これからも色々あるんだと思いますが、
今日のことを思い出せば、
少なくとも変なことにはなんないとなとおもいます

神社、洞窟、体育館、
コータローさんの映画監督のような演出、指導、
名カメラマンのようなマンさんのギター、
皆さんの曲やうた、
やすこさんの手料理、せまい風呂、富士吉田の土地、
忘れてた記憶色々なものに助けられました。

つい先程のことなのに映画のワンシーンのように思い出されます。
大切な思い出をありがとうございます!

あのねー。
ズルいんですよ〜〜〜。

そんな風に歌われたら泣くわ!!
本人も泣いてたけど( ゚д゚ )

しんすけさんはトップバッターで歌ってくれたんですけど、
明らかにここで流れが変わりましたね〜。

まさに最初に歌うべくして歌ったって感じ。

 

 

で、もう一人のメッセージもご紹介しますね。
和歌山県から参加した竹中さんから。

竹中さんもさまざまな想いを抱えての
合宿参加でしたが、
最後の最後の歌はマ ジ で 素晴らしかった。

 

今、京都駅を過ぎたところです。
やはり全く眠れませんでした。

「赤い屋根」のベッドに横になった時、
平らなところに眠れる幸せをしみじみ感じました!

念願叶って参加できた合宿でした。
色々あり、今年ほぼ一年間、自分を押し殺して生活してきて

自分がなにを大事にしていたか、喜びを感じていたか、自信を持っていたか、

それが
「心の奥にしまい忘れた大切な箱」
の中身だったこと

それを開く時は

今、この合宿だったこと。

カーテンを開いて
小さな木漏れ日の
優しさに包まれたのは

"赤い屋根"
で、今朝見た朝日でした。

大人になって起こった奇蹟は

突然降ってきた
メッセージ
「やさしさに包まれたなら」
という曲。

偶然、似た想いを持ち合わせた参加者がコウタローさんの元に集まり、響きあったこと。

これらに気づいたのは、最後の本番30分前でした。

13時間かけて、山梨まできて、
34年かけて、できた自分で歌えたと思います。

2日間の合宿の記憶は、全て富士山とともにあります。
大きな大きな富士山を見るたびに、
心がシュッ、として。

和歌山からも富士山が見えたらなぁ、と。

また、みなさんと会えるような気がします(o^^o)
どんな変化があるか楽しみです!

ありがとうございました

竹中さんは、ユーミンの
『やさしさに包まれたなら』
を歌ったのですが、
毎回歌い方が違いすぎでした(笑)

https://youtu.be/JQo26Pp1b7U

泣いたり、笑ったり、
やっぱり泣いたり(笑)

でも、これ、(・∀・)イイ!!

その時々で違うわけです。
自分の奥底から湧いてくるものが
いつも同じなわけがない。

だからいつも違っていいし、
溢れるナニカをそのまま声にしていい。

そして竹中さんは
『心の奥にしまい忘れた大切な箱』
に気づき、

『開くのはいま』

その想いで歌った・・・。

 

 

私は人生が凝縮した瞬間、
人は光を放っていると感じるんです。

もしくは時間の流れがゆっくりになったり、
空気が濃くなったり・・・。

そのエネルギーに触れると、
自分の中にしずもっている
魂が目覚めるかのような感覚が生まれます。

歌、歌い手の人生、自分の人生、メンバーの人生

それらが共鳴しあって、
その場でしか生まれ得ない、
唯一無二の歌。

魂がふるえる瞬間。

これがやりたくて
歌ってるんだよなぁ。

 

 

ということで、
今回の合宿に参加してくださったみなさん、
ありがとうございましたー!

みんな最高の歌だったぜ!!

また歌いましょー!

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