ビブラートって言うと、なんだか身につけるのに
すげー難しそう
一部の上手い人だけでしょ
自分は歌の練習もしてないし無理
そんな風に思う人も多いんですが、
それは
誤解・ゴカイ・GOKAI
です。
言ってしまえば、自転車に乗るようなもので、
何かこう
筋トレを延々と繰り返す・・・とかじゃなくて
元々筋肉はあるんだから、
それがちゃんと
使えることに気づいて
少しずつ慣れる
ってだけで、ぜんぜん使えるようになります。
自転車の練習もそうですよね。
あれ、筋トレじゃないじゃないですか。
単に身体の使い方、
バランスの取り方を体感するだけ。
だから、つかんだ瞬間から
イキナリ出来るようになる
これ、トレーニングを繰り返して
筋肉を育てる、とかじゃなくて、
神経を育ててるって感じなんですよね。
脳の開発というか。
なので、1年2年3年くらい
な〜んにも練習とかしなくても
出来なくはならないです
筋力じゃないんで。
ホント、誰でもできるスキルだし、
歌の表現力が段違い
になっちゃうので、
歌を楽しむ人なら誰でも
ぜひ身につけて欲しいなって思いますね〜。
というわけで、今回は
音程が上下するピッチビブラート
音量が増減するボリュームビブラート
をマスターする方法についてご紹介します♪
チョットずつ練習していると
ある日突然「あれっ!!」って感じで
出来るようになっちゃいますよ〜。
自分の変化を楽しみにしてみて下さいね〜。
目次
音程が上下するピッチビブラート
ピッチビブラートは音程を
小刻みに上下させる
やつです。
TMレボリューションの西川貴教さんなんかは
まさにこのピッチビブラートを特徴的に多用していますね。
ピッチビブラートを使うと
瞬発力やスピード感があって、
軽やかでライトな印象になります。
ピッチビブラートに頼りすぎると
ちょっと技巧的すぎるというか、
テクニック偏重な感じで、
上手いんだけどなんか伝わってこない・・・
そんな風に感じられる場合もありますね。
ただ、歌い手さんであれば、
ピッチビブラートは絶対使ってる
超重要スキルのひとつでもあります。
なぜかと言えば、
ビブラートとは要は揺れであり、
揺れとは波のようなもので揺らぎがあります。
その波が起こる土台が脱力だからです。
声帯が柔軟によどみなく動かせなかったら
ピッチビブラートは出来ません。
ピッチビブラートは
声帯の柔軟性の証でもあるんですね。
動画で解説している練習自体はシンプルですので、
声で遊ぶように取り組んでもらえればな〜って思います♪
音量が増減するボリュームビブラート
ボリュームビブラートは、
音量を増減させることで
声に揺らぎを与える方法です。
って、これじゃ難しそうじゃん!(笑)
えっと、文字で表すと
あぁあぁあぁあぁあぁあぁ
こんな感じのヤツです。
・・・
・・・
う〜んと、もうちょっと簡単に言うと
ガタガタ道を車で走ってるとき、
声出すと揺れちゃうじゃないですか。
あぁあぁあぁあぁあぁあぁ
って感じで。
あれです。
あれがボリュームビブラートの実例です。
で、あれがなんで揺れてんの?
って話が理解できると
ボリュームビブラートのマスターにぐっと近づきますね。
あれはいわば
呼吸の揺らぎ
によって起こっています。
つまり、呼吸量が変化しているんです。
吐く息の力が少なくなると音量は小さくなり、
吐く息の量が多くなると音量は大きくなる
こういう理由です。
呼吸を支えている筋肉ですっげー重要なのが、
横隔膜ってやつです。
横隔膜を上下させることで呼吸するのが
いわゆる腹式呼吸ってヤツですね。
まぁ、細かい話はイイとして、
ガタガタ道を走っていると声が揺れるのは、
カラダが揺れる
▼
横隔膜も揺れる
▼
吐く息の量がブレる
▼
音量が変わる
って現象なんですよね。
ガタガタ道だと横隔膜は揺らされちゃってますが、
要は、自分で横隔膜を揺らせられるようになれば
ボリュームビブラートとか楽勝じゃね?
という話なのでご安心下さい(笑)
動画で紹介している練習法は
またこれもシンプルなんですが、
体感するにはもってこいの方法です。
横隔膜を指で揺らすことで
勝手にビブラートがついてしまう方法
なんかはやってみるとスゲー面白いです。
自分の声じゃないみたい(笑)
ボリュームビブラートは
この人うんめぇぇーーーーー!!
感情バリバリ乗ってる!!
心込めてる!!
全身で表現している!!
声だけで感動しちゃう!!
みたいな感情に訴えかける力が強いので、
あなたの歌をかな〜りパワフルにしてくれますよ〜。
ぜひ試してみて下さいね〜。
心の底から楽しい!を歌える土台作り
ビブラートが出来ると
歌はイキイキとしてくるし、
単純に『上手い』『本格的』って感じがします。
ビブラートを身につけるメリットについては、
すでに体感されてもいると思うし、
色んなサイトでも言っていると思うので
ここでは省いちゃいますね(笑)
で、ここで改めて考えたいのは、
なぜ私は歌うのか?
ということです。
これって突き詰めると
歌いたいから歌う
って話になるのかなって思うんですけど、
もう少しだけ砕いてみると
歌で自分を全力で表現したい!!
という衝動が根っこにあるんだと思うんですね。
自分を表現しきるからこそ生まれる感動。
それを分かち合う人がいるからこそ生まれる共鳴。
こんなのを求めるからこそ
歌うんじゃないかな、と。
こういう衝動って、
表面的で浅いところからじゃなくて、
肚の底から
グワーーーーーーッ
と沸いて出てくる奔流のようなもんで、
これとつながったときの至福感は
例えようもないものです。。。
・・・だがしかし!!
これ、ガッチガチの身体だったら
なかなか難しくなっちゃうんですよね。
なんだかイヤ〜な雰囲気の中だったり、
圧迫感のある人の前だったり、
やりたくもないことに取り組むときだったり。。。
そんなときの身体はガッチガチ!
こんなんで感動できるかっての!!
至福感は、本当に余計な力が入ってなくて
リラックスしてるときに感じられるものじゃないでしょうか?
単に力を入れないで楽〜に
ユル〜いって話ではないです。
時には、
必要なところに
必要な力をがっつり入れる
ことも必要になります。
ぶっちゃけ、最大音量・最高音で声を出すんだったら、
どんだけ筋肉使うねんって話で、
アクセル全開ベタ踏み
しなかったら出るわけねーだろって話なワケですね。
全力出すからこそ楽しい!
全力で自分を表現するっていうことは、
普段からいかに余計な力を抜いて過ごせているか?
ってことがものすごく大事なんです。
だからこそ、私は
ビブラートはマスターする価値がある
と思っています。
ビブラートは声・心・身体に柔軟性がないと
上手くつけられないんです。
ビブラートは柔軟性の証なんですね。
だから、逆に言えば、
ビブラートをマスターしていくことを通じて
声・心・身体の柔軟性を取り戻す
ということが可能になるんです。
心の底、肚の底から沸いてくる自分自身を
声に乗せて思いっきり表現する
その世界へ向かうための
ビブラートは最強の応援団になってくれるんですね。
今回の動画では2種類のビブラートを身につける
シンプルな練習法を紹介しました〜。
あなたの歌で感動を生み出すキッカケになりますように!
ビブラートを身につけて
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