【随時更新】17年以上、延べ5万人以上の前で合唱指導してきた経験から語る『指揮者・指導者』虎の巻

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コウタローです。

私は大学時代、合唱団で3年間指揮者をしていました。

当時60〜80人くらいの団体でしたが、
来る日も来る日も練習練習練習!!
練習会場と家の往復の毎日でした。

・・・学生の本分・・・??((;゜д゜)ガクガクブルブル

 

そんな中、非常に強く感じたのは、

指揮者によって合唱団の音が全然変わる?!

という事実でした。

同じメンバーなのに、
指揮者が変わると全然声が違うんですよ。。。

 

 

凄まじく強烈な感動を生み出すときもあった。

でも、、、

なんだこの腑抜けたバラバラな歌は・・・ッ?!

ってことも。。。

 

 

それはもう、あからさま過ぎたのですが、
自分がその腑抜けた方のパターンをやらかしちゃった時なんて・・・щ(ಠ益ಠщ)ウギギ・・・

 

というのを3年間みっちりやりまして、
卒業後も指揮者として活動しているので、
指導人数も延べで考えたら5万人※くらい??

※同じ人もカウントしてますよ!さすがに(笑)

 

その中から見えてきたこと・・・。

メンバーの実力を引き出し、
最高の感動を生み出すために・・・

指導者として、
私が考えていること、
意識していること、
具体的な練習方法・・・

などなどまとめてみました。

全国の合唱指導者さんのお役に立ったら嬉しいなぁ〜〜〜。

 

本当に感動する歌を歌うために必要だったこと

この動画では、

なぜ、上手いのに感動できない歌があるのか?
なぜ、下手なのに感動する歌があるのか?

その違いについて、そして、

自分自身が感動を生み出すために必要なこと

を語っています。
自分が音楽する上で超絶大事にしていることを語り尽くしています。

 

17年以上合唱指揮をしている私が四拍子の超絶簡単な振り方を解説してみた

学生時代は『指揮法講習会』という謎の缶詰講習会がありました。
3日間くらいで朝から晩まで指揮振ったり、
指揮者に合わせて歌ったりする講習会でした。

そこで習ったのは指揮の型。

二拍子、三拍子、四拍子の基本形を体に叩き込む!!
そのために、夜中まで鏡の前で指揮を振り続けたりしてました。

で、この型があると指揮はものすっごく見やすくなります。

指揮者は自分じゃ歌わないので、
歌ってもらわないと始まらないのですよね。

で、この振り方によって、
みんなが歌いやすいか、歌いにくいか
ってのがもう雲泥の差なんですよね。

ただ、合唱団のメンバーが指揮の振り方の
違いに気づくかどうかは分からないですよ?

でも、マジでぜんっぜん違うんです。
頭では気づかずとも心では感じているんです。

指揮法の影響力、ナメんなよ!!

って感じですね。

この動画で話しているのは、とにかくシンプルに振る方法です。
複雑な振り方なんて要らないです。

ついついどうせならカッコよく振りたい!
とか思ってしまって、
腕を振り回しちゃうとかやっちゃいますが・・・。
つーか、私もやりまくってましたけど(/ω\)

メンバーが実力を発揮できて、
気持ちよく歌えるように全力を尽くす

それがカッコイイ指揮者なんじゃないかなぁ。

 

私が最短で合唱で情感豊かに指揮を振るためにしていること

実は指揮者の役目で一番大事なことは
指揮を振ることではない
んです。

そうではなくて、
演奏に至るまでに何をしたか
なんですよね。

そこでめちゃめちゃ大事なのが
対話することだと考えています。

要はメンバーとよく話すってことですが、
これは練習だけのことじゃなくて、
日常的にだったりするし、
もちろん指揮を振りながらの対話ってのもあります。

ぶっちゃけ、対話が成り立っていれば、
「こいつのためならしっかり歌ってやろう!」
って思ってもらってるなら・・・
指揮法なんかメチャクチャでもいいんです。

この動画では、演奏中のコミュニケーションって
どうやってやっているのか?
ってところのネタばらしをしています。

あと二日!卒業式で指揮を振るのですが・・・

2016年2月23日の夜にこんなメッセージをもらいました。

2月の26日に卒業式の合唱『春風の中に』の指揮をしますが自信がありません。何かヒント下さい‼️

?!
あと2日しかないじゃないのΣ(゜ロ゜;)

私は、こういう切羽詰まったときに
指揮の振り方を練習する
というのは全くオススメしません。

ついつい
「闇雲にでも練習すれば何とかなるんじゃないか?」
なんて考えてしまいがちですが、
それだと単に不安を感じたくないから
行動しているだけになってしまうんですよね。。。

そもそも2日間での上達なんてたかがしれてます。
そんな付け焼き刃で自信は沸いてきません。。。

こういうときは、
そもそもこの演奏を終えたときに
『どんな感情になっていたいのか』
に想いを馳せることが大事なんです。

卒業式という別れと旅立ちのセレモニー。
長い時間を共有してきたクラスメート。
数々の思い出。。。

このメンバーで、卒業式という場で演奏する瞬間は二度と訪れません。

そんなかけがえのない時間。
そのとき、自分はメンバーと一緒に
どんな感情を感じたいのか?

10年、20年先に再び会ったときに
もしその時のことを思い出したとしたら、
いったいどんな気持ちになるだろう??

そういう視点に立ったときに
この短い時間の中で自分にできることをやる。

動画ではひとつの考え方について話しています。

 

透明な鎖とノロイの言葉

歌っていて
こんなことを言われたことは
ありませんか?

「音程合わせて!」
「周りを良く聞いて!」
「低くならないように気をつけて!」

こういうコトバは一歩間違えると私たちを縛り付ける
呪いの言葉になってしまうのです。

「あなたの音程は悪いですよ」
「あなたは周りの音を聞かない人ですね」
「あなたは低くなっているのに気づけないんですね」

こんな裏のメッセージが
少しずつ、少しずつ・・・
気づかない間にすり込まれていく。。。

いつしか、

「失敗してはいけない」
「間違えてはいけない」
「迷惑をかけてはいけない」

というように、
自分自身を縛ってしまい、
歌うことが辛くなってしまう人だっているんです。

この動画は指揮者・指導者として活動してきて
・私自身がやってしまっていたこと
・自分自身すら縛り付けていたこと
そんな経験をベースにお話ししています。

個性を出し切った先にこそ最高のハーモニーが生まれる

私はとあるママさんコーラスを指揮・指導しています。
合唱経験は『中学で大地讃頌を歌ったかな〜』くらい。
そんな中、私はある実験をしました。

『もっと声出そう!』
『はいはい、もっともっと!』
『むしろ失敗したことが分かるようにしよう!』
『好き放題やらかしましょう〜』

こんなことばっかり言ってたらどうなるのか??

もちろん最初はバラバラ。

音程も合ってないし、
リズムも合ってないし、
音色も全然違う。

しかし・・・ある時から急に上手くなったんです。
個性的な声はそのままに。
感情豊かなハーモニーが生まれ出したんです。

この動画では、
ママさんコーラスで取り組んだ事例や、

個性を薄めて揃えていくことと
個性を出し切ったから生まれるハーモニーの違い

について語っています。

 

To be Continued...(つづく!)

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