音楽は無限大!こんな声、あんな歌、いろいろ集めてみました!

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大人から子供まで知っている「森のくまさん」はもともとアメリカ民謡、「幸せなら手をたたこう」はスペイン民謡、「蛍の光」はスコットランド民謡だと知ったら、驚く人もいるんじゃないでしょうか?

子供の頃どこかで耳にした曲が異国の民謡だったり、行ったこともない遠い国の楽器の音色に郷愁を感じたり、音楽というものは、言葉の壁を越えて心に直接訴えかけてくるものですね。また一方で、国が違えばまったく違った歌唱法だったりもして、本当に神秘的で面白いですよね!今回は、いろいろな音楽、いろいろな声を集めてみました!

モンゴル ホーミー Arvan Tavnii sar khoomei

ホーミー(Khöömii)とは、モンゴルに伝わる唱法で、喉の倍音を使い、複数の音程を1人で歌うものです。低音で声を出しながらその倍音を操っているそうですが、笛のような不思議なメロディーですね。

モンゴル オルティンドー

オルティンドー(Urtiin duu)とは、モンゴル語で「長い歌」を意味します。ひと息どこまでも長く響かせる、高音が草原に溶け込むような美しい声ですね。「短い歌」を意味するボギンドーも歌唱法として伝承されています。

ペルー民謡 コンドルは飛んでいく El cóndor pasa

サイモン&ガーファンクルが歌詞を付け、カバーしたことで有名なこの曲。元々はペルーの民謡なんです。アンデス山脈の上を飛んでいくコンドルを想わせる、ケーナと呼ばれる笛の音色が優しくてどこか懐かしいですね。

ちなみに、ケーナとサンポーニャによる「カノン」の演奏、これもまた美しいです。

ブルガリアンボイス Abagar Quartet - Ой мори кавале

ブルガリアンボイスと呼ばれる、ブルガリア地方の女声合唱です。優美な地声と変拍子、掛け声、不協和音によってうねりやゆがみが生じているような、それでいて美しく、独特の世界観を構築する神秘的な音楽です。ブルガリアの伝統音楽はドブルジャ、ソフィア、ロドピ、ピリン・マケドニア、トラキア、ドナウ川といった地方ごとに特色があり、祝祭日や、結婚式、パーティーなどで歌われるそうです。

ピグミー アカ族によるコーラス Five Aka Women Yodeling (yelli)

背が低いことで知られるアフリカのピグミー諸民族ですが、集団、即興による複雑なポリフォニーが特徴的な声楽であると話題になりました。楽器は使っても補助的な役割で、声楽に主眼を置いている、遥か昔から優れて音楽的な人々と見なされていたとか。こちらはアカ族の女性たちによるコーラス。

ヨーデル歌手 Franzl Lang

ヨーロレイヒ♪なんて誰でも一度は口ずさんだことがあると思いますが、改めて聞くととんでもない技術!ヨーデルとは、スイス、ドイツ、オーストリアと、ヨーロッパ・アルプス地方のドイツ語圏に発達した、アルプス山地の住民の間で歌われる民謡、またはその歌い方を指します。低音と高音を行き来しながら心地よくメロディーが切り替わり、心弾むような心地良さがありますね。

ソプラノの女王 Mozart / Popoli di Tessaglia ! / Edita Gruberova

モーツァルト「テッサリアの人々よ!」を軽やかなソプラノで歌い上げるこの声の持ち主は、スロバキアのエディタ・グルベローヴァ氏。流れるような澄み渡る声、技巧というものがよく分かります。余談ですが、夫のフリードリッヒ・ハイダー氏は指揮者だそうです。

和楽器で戦場のメリークリスマス

筝・十七弦・尺八で奏でる戦場のメリークリスマス。切ないと言うか、懐かしいと言うか、しみじみと聞き入ってしまいます。もちろんピアノも美しいですが、楽器によってこんなに印象が変わるんですね。

神々の詩(Poetry of The Gods) /姫神

この曲、誰でも一度は耳にしたことがあると思います。最近ではお笑い芸人の舞台曲でお馴染みですが、1997年~2000年に放映されていた紀行番組名、そしてテーマソングである「神々の詩」。なんと、縄文語をもとに作詞された曲なんだそうです。とは言え、縄文時代の言葉がどのような発音、文法で作られていたのかは正確には分かっていませんので、あくまでもイメージですね。荘厳な異国の民謡のようにも聞こえますが、実は縄文語での自己紹介の歌でした。

Daichi Hamonepu Beatbox

当時高校生にして、ネプチューンの「ハモネプ」という番組から一躍有名になった、DAUCHIさんのヒューマンビートボックス。現在も現役ですが、当時は高校生でこの技術力はとても話題になりました。口さえあれば楽器はいらない!とまで思わせるこの技術!

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