【重要記事:発声心理】頭「デカい声出すぞ!」心「デカい声出すなんてとんでもない!」

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約7分

ここのところ

 

ジゴエ=地声=自声
=自分らしい声
=自分らしく生きる

 

ということで、
ジゴエの大切さについて
語ってきてます。

 

で、

 

そのときに具体的に
何からやったらいいんでしょう?

 

それについては割とシンプルに

 

地声、鍛えようぜ!
地声、出そうぜ!

 

だと思っています笑

 

 

 

要は

 

思い切って自分の声をガツーンと出してこうぜ!
声帯震わせていこうぜ!
デケー声出そうぜ!

 

って話ですね笑

 

 

この『デカい声が出せる』ってのが
実はものすごい可能性を秘めてまして。

 

 

まず自分にとってでいいですが、
出来うる限りのデカい声って
出そうと思って出せますか?

 

けっこう難しいと思うんですよ。

 

出来そうなきがするけれど、
やってみると意外に出来ない…。

 

これ、全力疾走も同じなんですが、
普段走ってない人って
全力で走れないんですよね。

 

あれ?あれ?って感じで
体も心もついてこない。

 

全力出したいのに出せないんです。

▲そのくせグッキーやらかしたり…つらい笑

 

 

なので、
筋肉を育てる以前に
いまある筋肉を使い切るってことが
出来なくなっていることって多いです。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━
全力を阻むもの
━━━━━━━━━━━━━━━

 

じゃあ何が阻んでるの?
っていうと、それは主に2つ。

 

1つは脳と神経です。

 

脳からの電気信号が神経で筋肉に伝わって
筋肉が作動するわけですが、
普段から本気の声を出してない人は

 

脳からの電気信号が弱い
神経が細い

 

になってるんですよね。

 

水圧が弱くて細いホースで
水やりするみたいな感じでしょうか笑

 

水の量も少ないし、
勢いも弱い感じです。

 

▲水圧、低っく!!

 

逆にデカ声がバーンと出せる人ってのは
放水車かな?みたいな感じで
水圧も口径も大きいので
どばーーーーーーーーー!!!って声でます。

 

マジでデカい人の声ってのは
大砲かな?みたいに感じることありますから。

 

▲波動砲!!!マジでいるんだよな〜〜ヤベェ声の人

 

 

 

で、
もう一つの阻む原因が心理
です。
こちらのほうが根本原因に近いですね。

 

簡単にいうと
『そんなデカい声出しちゃダメだよ…』
って思ってる場合です。

 

ここでの思ってるってのは
「内心」のことです。

 

アタマでは「デカい声出すぞ!」って
思っているのですが、
内心では
『デカい声はダメ!!』
って思っちゃってるんです。

 

 

意識と潜在意識の話は
聞いたことがあると思いますが、
内心思ってることのほうが
圧倒的にパワーが強いです。

 

▲良く出てくる図、マジでこれ

 

これはなかなか自分では気づけない部分で、
アタマでは分かっていて、

 

やり方もあってるし、
出来た方がいいのも分かっている…
なのにどうしてもできない

 

ってなってる場合は、
単に頑張るだけでは上手くいかない
ことがほとんどです。

 

 

例えば、
なんか嫌だな〜〜〜って思ってる人に
めちゃくちゃ友好的に接するのって
なんか抵抗感出ないですか?

 

個人差はけっこう大きいですけど、
私なんかは全然ダメで笑、
嫌だな〜〜って思ってると
嫌だな〜〜ってのが滲み出てしまう。

 

その状態で、
なんとかバレないようにしても
どっかでボロを出してしまいます。

 

演技するのが苦手なんですよね笑

 

なので、嫌な人からは
そ〜〜〜〜っと離れることにしてるんですが、
まぁそれはそれとして。

 

内心思ってることって
めちゃくちゃ強力なんです。

 

例えば、
デカい声が出せない人が
内心思っていることでよくあるのが
『恥ずかしい』
とかです。

 

その人にとっては
『デカい声=恥ずかしい』
なんです。

 

 

例えば、

 

デカい声を出したら裏返ったりして
馬鹿にされてものすごく辛かった経験

 

があるケースなど。

 

 

本当なら、
デカい声を出すことと
恥ずかしい思いをしたことは
まったく関係がありません。

 

裏返ったからって
それが恥ずかしいこととは
関係ありません。

 

けどそう思ってしまう。
そう考えてしまう。

 

それってのはもともと

 

『私は恥ずかしい人間である』
『恥ずかしいのは良くないことだ』
『恥ずかしい思いはしたくない』
『デカい声は恥ずかしさを感じる可能性が高い』
『デカい声は出してはいけない』

 

みたいな思い込みがあったりします。

 

無意識でですが。

 

ここを自覚しないで
練習し続けていて
どんどん落ちるスパイラルにハマり
ついには

 

「私は歌が好きじゃなかったのかな…」
「私が歌う意味なんてないんじゃないかな…」
「歌、やめたほうがいいのかな…」

 

なんて方向へ進んじゃう人もいます。

 

んなわけあるかーい!!

 

 

ただ、
一般的なボイトレでは
こういう発声心理を考慮して
指導されることは極めて少ないです。

 

けど、マジで重要すぎるんですよ。

 

こんな思いを抱えながら練習しても
根本的に『デカい声出したくない』
って思ってるわけだから
出せるようになるわけがない。

 

出せたら出せたで辛くなったりします。

 

 

私自身がこういうマインド的な部分で
めちゃくちゃ引っかかっていたので
心理の重要性はものすごく実感しています。

 

私のレッスンで短時間でいきなり伸びる人が
結構いるのですが、
それはこういう心理アプローチを
重要視しているからだと思います。

 

要は『もともとできるはずだった』んですよ。

 

私はそれを引き出した、、、というか
『え、そう思ってるの要らなくない?』
って言ってみただけだったり笑

 

まぁ〜〜〜難しいようでシンプルで、
シンプルなんだけど奥が深くて、
これだから人間ってのは面白い笑

 

こちらの動画では発声心理について語っています。

 

 

 

で、

 

心理のほうで
『なーんだ、出していいのかぁ〜〜』
って思えてしまうと
脳からの信号も強くなり
神経も太くなってしまうんですよね。

 

そりゃー声出るよっていう笑

 

 

 

 

声を発するとは自分を発すること。

 

ボイストレーニングとは
声をよくすることだけでなく、
自分自身をよく知り、
より自分らしく豊かに生きるための実践。

 

声が出るようになると
自分の感覚をより鮮明に感じられ、
本音や本心に寄り添って生きられるようになる。

 

声が変わると世界の捉え方まで変わり、
日々の感じ方、
人とのコミュニケーション、
自分の在り方が変わる。

 

声が変われば人生が変わる。
これって当たり前のこと。

 

声を出すこと、歌うことって
ホントに奥が深い。

 

超面白れぇ〜〜〜〜。
これだからやめらんないです笑
ぜひ声出しまくっていきましょう〜〜〜!

 

 

 

それでは、ありがとうございましたー!

 

 

 

 

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