黒歴史|自分が見たくないことを見ないためなら頑張れる

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約9分

7月の合唱合宿後でかなり強い衝撃を受けて以降、
ことあるごとにガツーンやられてるんですが、
今度の8/11の本気の合唱@栃木もヤバそうです。

 

かなりヤバげなので
人生的に衝撃を受けたい人は
怖いもの見たさで歌いにきてくださいー。

 

羽田 耕太朗
8/11の本気の合唱@栃木、はじめましての方もすっげ増えてかなり熱くなってきたぜぇ〜って感じだわ〜

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 おこるときには本気でおこる...

 

合唱っていうか、むしろセラピーです。
それもエゲツないほどパワフルなやつ。

 

自分の中のドロドロ感情と向き合うとか
マジでエグくて最高ですよ笑

 

 

で、

 

この1ヶ月ほど
自分の内面でも大きく変化と抵抗が起きてます。

 

とくに見ないフリしてきたこと
過去に消化してこなかった感情とか
そういうのが再燃してきて

 

オエーってなってますね笑

 

 

ひとつめちゃくちゃ思い出して
マジで恥ずかしいな俺って感じたことは
発声への取り組み方ですね。
いや、これはマジで恥ずい。

 

大学生時代、かなりやる気はあったし、
練習もしていたから
そこそこまぁまぁ歌えていた部分もあったんです。

 

けど、ぶっちゃけ他に上手い人が
めちゃくちゃいたんですよね。

 

普通の大学の合唱団ですよ?
上手いっていっても、
神レベルなわけじゃないです。
そのなかでも別に上手いって程でもないレベルです。

 

で、まぁ頑張っていたのですが、
あるとき気づいたんです。

 

録音して自分の歌を聞いてみたら
ん?あれ?下手、じゃね?じゃね?

 

気づかないふりしましたが笑

 

 

で、

 

その他にもクソ上手い後輩とかいるわけです。
練習とか一切してないのに
自分よりぜってぇ上手いわって人もいるわけです。

 

どゆこと?

 

で、どうしたと思います?

 

私はボイトレに逃げましたね。

 

とりあえず練習したんです。
筋トレ的なメニューがあったので
そいつをしこたまやってました。

 

背筋広げる体操とか
腹式呼吸を強化するトレーニングとか
裏声の筋肉をめちゃ鍛えるやつとか…

 

かなりやってたと思います。

 

でも、ちょっと待てよ、と。

 

そんなもん1ミリもやってない
アイツが俺より圧倒的に上手いんですよ。

 

ボイトレとかしねぇって人のほうが
ぜんぜん上手いし、
何なら上達スピードも早い。

 

で、必死こいてボイトレやってるんですよ、私。

 

どう考えてもおかしいでしょ、それ。
やるとこそこじゃなくね?

 

本当に上手くなりたいのなら、

 

練習してないのに上手くなる人と
練習してないのに上手くならない自分の
どんな差があるのか?
何が違うのか?
何が足りないのか?
何が不要なのか?

 

そこを徹底的に考えるべきでしょう?
分からないなら聞く。
仮説と検証を立てて実践するべき。

 

そこやらんで、闇雲にボイトレするとか
マジで
「解決したくない気マンマン」
です。
むしろ自ら迷宮に突っ込んでる説までありありです。

 

まぁ、

 

見たくなかったんですよ。
ヘボい自分を認めるのが怖かったんですよ。

 

だから「誰でもできるボイトレ」を
頑張ることで目を逸らしていた。

 

やるとこそこじゃねぇぇ〜〜〜〜。

 

思考停止で頑張るのは楽です。
ダメな自分を直視しなくて済むし、
クソなプライド守ることもできる。

 

 

で、さらに終わってんなーと思ったのは
「指揮者」として頑張ったことです。

 

私、学生指揮者を3年間もやっていて、
正直ぶっちぎりで上手かったです。

 

誰よりも指揮や指導が上手かったです。

 

いわゆる才能的な部分はあったんだと思いますし、
異常なレベルで熱量込めてたから
明らかに異彩を放っていました。

 

指揮者は自分じゃ歌えなくて、
人に歌ってもらってナンボですから、
「指揮者の仕事は人の才能を引き出すこと」
という真理を感得できたのは
現在の生き方に大きく活きています。

 

んですが…

 

「私は指揮者だから歌い手としての能力は二の次」
とか意味不明なことを考えていました。

 

クソダセェ乙
指揮者を言い訳にしてんじゃねーよ笑

 

今ならわかるけど、
本当は
むちゃくちゃ悔しかったし、
悲しかったし、
苦しかったわけです。

 

練習しても成果出ないし、
「お前たいしたことねーな」
とか言われたら内心ブチ切れるレベルで
歌うことには執着があったわけで。

 

だけど、指揮者活動は終わります。
もう、普通に終わります。
終わったらただの一般団員です。
なんならOB顔は出しても口出すな、なわけです。

 

アイデンティティなくなりましたよね。
歌が上手くならない言い訳に
「指揮者」が使えなくなりました。

 

でも、言い訳はいくらでも作れます。
はい次。

 

「勉強もしないと卒業できないし」
卒業したら使えなくなりました。
はい次。

 

「就職活動しないと…」
就職決まったので使えなくなりました。
はい次。

 

「仕事頑張らないと…」
仕事頑張ってるつもりだったけど、
当時の自分を顧みるとダメ社員もいいとこでしたね。
はい次〜。

 

まぁ〜〜〜〜次から次に言い訳してたわ。
息をするように言い訳をする。
普通に恥ずい。

 

 

じゃあ、そんだけ執着してた
歌が上手くなるのに
何が必要だったかっていえば、

 

自分の声と徹底的に向き合う

 

これだけのことだったわけです。

 

自分の声をよく聞いて、
自分の声をよく感じて、
自分の感覚と声の響きをつないでいく。

 

めちゃくちゃ簡単にいえば
ロングトーンですが、
このクソ地味オブ地味な練習を
丁寧に丁寧に実践することが必要でした。

 

ロングトーンやべぇっていう話はこちらで
ガッツリ解説しています。

 

『ロングトーン=声の調律』で
高音・低音・声量・音程・言葉・リズム・脱力が実現する理由

 

この間、
膨大なネット情報収集と
さまざまな書籍と
各種声のセミナーと
プロのレッスンと
複数の合唱団所属と…

 

めちゃくちゃ実践しました。
そこそこ上手くもなりました。

 

けど、肝心要の自分の声とは
ぜんぜん向き合ってなかったわけで。

 

逃げ逃げ逃げ、逃げの一手です。
どんだけ逃げるの好きなん?って感じです。

 

やれよ、と。
さっさとやれよ、と。

 

謎のボイトレとか要らん、
そのセミナーも要らん、
その教材も講座も要らんわ。

 

難しいことやるんじゃねーよ。
裏技探すな。
地味なことコツコツやれ。

 

自分の声、聞けよ。
マジで。

 

 

要は発声の土台である
『声の出し方そのもの』
がぐちゃぐちゃになっていたわけです。

 

その上にどんなテクニックを
上乗せされたところで砂上の楼閣。

 

ちょっとこづかれただけで瓦解します。

 

そもそも

 

自分のダメさを直視したくなくて
テクニックに走っているわけだから
目先の問題だけは解決できても
本当の問題は一生解決しない

 

それでも!!
俺は!!
逃げたい!!
逃げるのが俺の人生だ!!

 

ってのならお好きにどうぞ〜
そのままお墓まで頑張ってね、って感じだけど
そのわりにはダラダラ続けてるよね、と。
上手くないの指摘されたら怒るよね?と。
めっちゃ執着してるよね?と。

 

 

本当は

 

上手くなりたかったんだろう?
自由自在に歌えるようになりたかったんだろう?
心のままに歌いたかったんだろう?
自分の歌で感動したかったんだろう?
誰かの心に響く歌が歌いたかったんだろう?
命を燃やして歌いたかったんだろう?

 

そこから逃げてた自分。
まーーーーーー逃げてたわぁ〜〜〜〜。。。

 

 

 

 

ってなことが割とリアルに思い出されてきて

 

 

ってなったりしてます笑

 

まぁ〜〜〜、
人間ってのはよく分かってますね。

 

自分が一番見たくないもの
触れたくないもの、
直視したくないものを
本当によく分かってる。

 

分かってて、見ないフリするために
めちゃくちゃ必死に生きられる。

 

何なら数十年使うし、
何なら数百万使うし、
(受講者さんに8桁って人もいたなぁ…)

 

本音本心を捻じ曲げて(本人気づかんけど)
不自然なまま生きることもできる。

 

どんだけだよって感じだけど、
まぁ〜〜〜あんなとこからよくここまで
素な感じで生きられるようになったなぁと思います。

 

で、

 

発声に悩み、歌に悩み、
生き方に悩み、
散々迷路にハマりまくった末に
最終的に辿り着いたのが

 

ロングトーン

 

だったってわけです。

 

ロングトーンは単純に上手くなるために
すごく有効な方法ってのはもちろんなんだが、
そんなのは正直低次元っていうか、
オマケみたいなもん。

 

それよりも「心の声」にアクセスできるのが
サイコーにヤバいんだよなぁ。

 

声の出し方って生き方だからさ。

 

声と本気で向き合うってのは
本気で自分と向き合うことだからね。

 

だから私はロングトーン推し
なんですよね〜。

 

技術も感動も人生もぜんぶ
乗っけられるヤベェ奥義なので。

 

 

ということで、
8月に入りましてお盆も近いですが、
何かしらと向き合うにはいい時期かもしれません。

 

私もまだまだ色々と向き合うべきことがあるので
そこと対峙していこうと思います。

 

ほんと気力も体力も要ることですが、
自分のダメ部分を直視するってことは
ほんと人生の宝の山でオススメです。

 

 

それでは、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

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