先日、第九の高音発声のための
個人レッスンをやったんですね。
その後、こんなメッセージをいただきました。
照井さんから。
おはようございます。
まさかの個人レッスンになりましたね。
熱のこもったレッスンありがとうございました。私は高齢者の仲間入りをしてから
むしろ活発に色々なことに
チャレンジし始めています。「声なんて出ないものは出ない」
の固定観念を捨てて、
若者のように為せば成ると信じて
第九にも挑戦しています。声楽は全くの素人なので
誰からのアドバイスに対しても言われるがままですがコータローさんは独学で
何かを為し得た方のように思えて
今回有料レッスンを受けることにしました。案の定私が通っている合唱団の教えとだいぶ違い、
ぴんとくることがいくつかありました。地声、むしろ”だみ声”から伸ばしていく、
話すように歌う、
楽に発声するベルヌーイなどとても興味ある指導でした。ボイトレというより、
むしろ発声の本質、
原点に気づかせるようなレッスンでしたね。今までの人生で出したことがない声が出た
ような気がしました。
ありがとうございます。私の場合ソ、ラが楽に出るようになる
ことを信じてトレーニングしようと思います。通勤の自転車に乗りながら
ポルタメント発声をはじめています。高音に行っても苦しくない発声、
なるべく地声を心がけています。ただレッスン場で、コータローさんに
「そうそうそれ」って言われた”だみ声”が
再現できてるのかはちょっと不安はあります。
自己流が入ってきてしまう可能性がありますね。進展はまた報告します。
よろしくお願いします。
照井さんのスゴいところは
集中力とゼロ設定力の高さです。
照井さんは最初、
かなり声を出しにくそうにしていたんです。
で、いろいろと伺うと第九の合唱団に
2つ所属しているそうで、
正直なところそこで受けた指導方法のせいで
混乱されてるなーと思いました。
それは少し記事にしています。
第九指導法に毒を吐いていたら自分の温さに戦慄した件
で、だいたい100分ほどのレッスンだったのですが、
結果としては
・ソでは声を張れるようになった
・ラは通過しながらなら出る
という状態になりました。
別に特別な訓練をしたわけではなく、
もともと照井さんが持っている力を
使っただけです。
余計なコトしなければ出ます。
ただし、これには個人差があって、
照井さんは歌を始めてから
それほど経っていないので
思い込みの浸透がそれほどでもない、
ってこともあります。
例えば私は20年ほど
がっつり取り組んでいたために
そこから思い込みを外していくのに
いちいち時間と労力がかかりました。
半年くらいずーーーーーっと
ロングトーンだけで過ごしてたくらいです。
(しかもその間歌いもしてない)
余計なコトをしないで、
本来の体の使い方をすれば
驚くほど声が出るのですが、
一番の難関が思い込み打破なのですね。
照井さんのスゴいところは
ゼロ設定力ともいうところで、
何はともあれ、
いちどそのまま受け入れて
とりあえずやってみよう!
としてくださったことです。
本当かなぁ〜
大丈夫なのかな〜
できるのかな〜
とかじゃなくて、
とりあえず100%OK!
『ということにして』
試してみよう!
という姿勢です。
自分の感覚を信じているんだな〜と感じました。
素晴らしいっすね〜。
どんな練習したのかのネタバレは
QOLHACKSさんの特集からどうぞー。
ほぼこのままです。
高音が出る!声量がUPする!カラオケ上達のたった一つのコツを紹介
もちろん第九は正直かなりの難関。
強敵と書いて『とも』と読むみたいな
ヤツなので、一朝一夕にはいきません。
しかし、行けます。
レッスンで重視しているのは
とにかく自分感覚に落とすということ。
自分で聞いて、感じて
『ああ、この感覚ね!』
というのを掴み、
帰ってからでも自分で進化できる・・・。
それがレッスンだと思っています。
その場だけのノリは要りません。
帰ってからが本番です。
照井さん、ありがとうございました!
ラストの『Goetterfunken!』が張れると良いですね〜。
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