その瞬間から歌詞の一句一句がこころを打つものと変わっていった

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約6分

いやー合宿終わったー。

土日でやったSingerSongLighter合宿。
要は缶詰で練習しまくって、
ソロ曲1つ歌いきるぞ!って企画ですが・・・。

2日目の昼食後、
さーて最後だーってことで

『人生を歌に込めるワーク』

をしたんですけど、
その直後のどよーん感がヤバい(笑)

歌詞の中で
いちばん自分が共鳴するところ
を切り口にして、

・なぜこの歌詞なのか?
・どんなイメージなのか?
・自分の過去の経験では『いつのどの時』なのか?
・五感ではどう感じているのか?
・感情はどうなのか?

などなどを深めていく。

これね。
想像以上にエグいよ!!

合宿では

『心の底から歌いたい!』

と思った曲を選ぶことになってるんですが、
その設定で選んでる時点で
意識してるしてないにかかわらず

『何かある』

んですよね〜。

 

 

今回もまぁ〜〜〜出るわ出るわ。

今回のやり方、スゴくよくて、
私が質問を投げかけて、
それに対して湧いてきたものを
キャッチして出してもらうんですが、

なんとBGM付き!!

榊原さんナ〜〜イス!!

しかも自分がこれから歌おうとしている曲が
子守歌のようにかすかに演奏されている。

これが染みるのよ。。。

 

 

自分の内面に深く深くダイブしていくと
いままで頭で考えていたこととは
全く違う想いが飛び出してくる。

『喜びを表現したいと思って選んだ曲から、
未消化の悲しさが出てきたり』

『友達への応援歌を、と思っていたのに、
実は自分の魂から自分への叱咤激励だったり』

『家族への想いを歌おうとしてたのに、
実は『小さい自分』を抱きしめるための歌だったり』

 

 

『゚えっ・・・?』という気づき。

 

 

そして、その湧いてくる想いのまま
おもむろにギターの前奏。

そして、歌。

そこにいるのは、
ほんの数分前の人とは別人のよう。

出てくるのは、
そんなキレイな感情じゃないんですよ。

長年フタをし続けたり、
無視し続けたり、
囚われ続けていたり、

20年も30年も40年も抱えていた心。

それが顔を出す。

 

 

自分の醜さや情けなさ、
悲しさ悔しさ怒り、

そしてその先の喜び。

ああ、なんてグチャグチャで
美しいのだろうか。

 

 

で、

このワークの後の惨状たるや・・・。

椅子や壁にもたれかかって
うつろな表情で
ボーッとしたり・・・。

し、死んでる・・・?!(笑)

あしたのジョーかよっていう。

 

 

ほかにも外に散歩瞑想に行って
行き先不明になる人とか。

だいたいにして

もうすぐ本番だーってことで、
追い込みの時間のはずなのに
誰も歌ってねぇぇーーーーー( ゚д゚ )

みたいな。

 

 

そんなこんなで
最終演奏を迎えたわけです。

まぁ〜、ここまでやっていると
この最後の歌で何も起こらないはずがない。

案の定、エライもんが飛び出したぁー!!

 

 

今回MVPの人なんて参加してた女性6名、
全員泣かしてましたからね( ゚д゚ )

女泣かせライブ!!

(歌ってる本人も泣いてたけど。
最初、鼻づまりか?とか思ってたら・・・)

号泣だよ!!
ティッシュが回ってるよ!!

「私はこのためにティッシュを持って来たんだ・・・」

とか意味不明な悟りにいたる人まで出現(笑)

 

 

この人が選んだ曲は
小田和正さんの

『たしかなこと』

でした。

この歌詞にはこうあります。

 

雨上がりの空を見ていた 通り過ぎてゆく人の中で
哀しみは絶えないから 小さな幸せに 気づかないんだろ

時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか
空を見て考えてた 君のために 今何ができるか

忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ

自分のこと大切にして 誰かのこと そっと想うみたいに
切ないとき ひとりでいないで 遠く 遠く離れていかないで

最初、Dさんはこの歌を
妻のため、家族のために
歌おうと思っていました。

けど、なにかしっくりこない。

そして、

曲から湧いてくる
過去のエピソード、
その時の五感、感情・・・。

本当はどう感じていたのか?
本当はどうして欲しかったのか?

深く対話していったときに
出てきたのは、
幼い自分への想いだった。

 

 

この曲の『君』って、
実は『小さな僕』だったんだ。

そう気づいたとき、
すべてが変わった。

 

 

Dさんから後でもらった
メッセージには
こう書いてありました。

コウタローさんが書いてくれたように、
午後の歌詞読個人セッションしたときに
歌詞を読みながら

「君」→「(小さな)僕」

と読み替えて

この曲は「自分の歌」であるとことに気付き、
奇妙なことに、その瞬間から
歌詞の一句一句が
こころを打つものと変わっていった。

その気づきをDさんは、
他のメンバーには
まったく伝えていませんでした。

Dさんはただ
その想いを胸に歌った。

それは、伝わり、
こころを震わせ
共鳴を起こす。

たった4分ほどの時間に
これまでの人生が
凝縮されているような・・・。

そんな輝きがありました。

なんて満ち足りた
言葉にならない感動だったろう・・・。

 

 

他の方々の歌も
本当に素晴らしくて、
幸せな時間でした〜〜〜。

 

 

声の進化はもちろん素晴らしかったですよ。
本来のチカラが出りゃ、
そりゃあ声も出る。
普段から抑えてるだけだもん。

でも、そこじゃねぇぇーーーー!!!

心が入り、魂に火がついたとき。
そのエネルギーの輝きはハンパねーよ?

 

 

合宿は終わったけど、こっから本番。
日常こそ大事。

合宿は『終わってからが本番』
2泊3日の合宿はとりあえず終わったわけですが、 実は、、、、 合宿は『終わってからが本番』なのですヨ・・・ 参加者からもメッセージが届きました〜。 ありがとね〜〜。 終わった& 合唱合宿「ASHES」 名の通り、燃え尽き灰になった。 灰にな...

ジワジワ変化してくんだろうなぁー。
次回会うのが楽しみですね〜。

 

 

そして、今回神懸かったギターで
寄り添ってくれた榊原さん!!

あんた最高や!!
素晴らしかったぁ〜。
またやろーぜ!

ということで、みなさん

┏○)) アザ━━━━━━━━ス!

 

 

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