名作アニメ「ブラックノーズと魔法の歌」

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約5分

コウタローです。

昨日シェアした投稿ですが・・・

▼12か月間、自宅の前で同じポーズで写真を撮り続けた老夫婦の記録

こんなメッセージをいただきました。
小幡さんからです。

 

衝撃的なメールありがとうございます。いや記事ではなく、コウタロー先生が

<>でも、人生はある日、突然終わるんだな。
<>そんなことをふと思い出してくれた記事でした。

としみじみと考えていらっしゃったからです。
「まあいいじゃないの。人生OK!」くらいの異様に前向きな思考でできているのかなと思っていたので
今回のメールが不思議に感じました。心は日々動きますよね。

私も先日、はじめて膝の痛みを知りました。ピリッと来たのです。初めてでした。コンドロイチンが必要な
おじいちゃんおばあちゃんの症状だと思っていたので、まさが自分が?とびっくり。運動もちゃんとやってるのに。
また健康診断では膵臓にあまりよくない影が発見されました。俺?つい何年か前までずっとオールAだったのに?
そして来年定年。え、これからどう生きていくんだっけ?

そんな私が情熱を込めて歌える歌ってなんなんだろう?ついこの間まで夢中で声を張り上げていた曲がたくさんあったのに。
不思議ですね。案外演歌なんか心にしみますよね。
人生って樹海の中をさまようようなものなんでしょうかね。足元だけを見ていたら何も問題ない、それどころか
図鑑にもないような知らない植物やいきものを発見して興奮のしまくりですが、ふと風の音に気付いて顔をあげてみると
そこは出口も方向性もない緑の雲の中。自分の進むべき方向はどっちなんだろう。
と、まあある年齢になれば誰でも考え始めているに違いありません。もう私はその歳に入ってきたようです。

 

あれ、私そんな前向き思考だったんですか(笑)

もともと病弱すぎたこともあったり、
小児喘息、アレルギー、怪我、ド近眼など
身体的なハンデがありまくりで
感情抑圧していた生活だったので、
割とこういう「生と死」のようなことは
考えることが多かったと思いますね〜。

自分が何を考えているかとか
あまり分からないって生活だって
ほんの数年前までしていましたし。

う〜ん、いろいろ変わるものですね。

小幡さんの言うように、
日々を生きていると、
目の前のことに対処するので気になりませんが、
ふと立ち止まったときに怖くなることってありますよね。

自分はなんのために生まれてきた・・・??

アンパンマンの主題歌とか
けっこう心に痛いですね。

なんのために生まれて
なんのために生きるのか?

答えられないなんて
そんなのはいやだ!

故やなせたかし先生は
戦死した兄のことを想って
この歌詞を書いたそうです。

そう考えてみると
子供の歌だと思って、
さらっと流すには重たいですね。

アンパンマンと言えば、
私がものすごく大好きな作品で

「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」

という劇場版アニメがあります。

左の女の子がカーナです

ここに「カーナ」という
鳥の化身の女の子が出てくるのですが、
この子は幼い頃にブラックノーズという
魔法使いに拾われ、

喜んじゃいけない
美味しいものは食べちゃいけない
歌は一番ダメなものだ

というように吹き込まれて成長していました。

現に「暗闇の笛」という
悪夢を蔓延させる笛を操り
人々からエネルギーを吸い取る
役目を与えられて、
人里へ出てきたのです。

そこでアンパンマンたちと出会い、
日中は記憶喪失の子供として、
夜は黒い翼を持つ鳥の化身として
「暗闇の笛」を吹き人々から
夢や希望を奪っていました。

しかし、アンパンマンたちと
ふれあうことを通じて、
次第に実は母の言っていることは
実は違うのではないか??
そう考えるようになります。

しかし、母のことを信じたいという想いと
自分のことを信じたいという想いの
板挟みに悩み苦しむようになります。

そしてその後、カーナは
ブラックノーズが己の封印を解き、
世界を闇で包むための道具として
自分が育てられたことを告げられ絶望します。

そんななか、最終決戦のとき、
アンパンマンたちのピンチの時に
思い出します。

自分が本当はずっと歌いたかったこと。
自分の中に音楽が溢れていたこと。

そのことに気づいた瞬間、
自分の本当の姿に目覚め、
翼は白く輝き、
歌が溢れてきます。

そして、その歌は、
光となって仲間たちを照らし、
響きとなって世界を共鳴させ、
闇を払い浄化し、
人々に歌と音楽を取り戻す力となった・・・。

そんな物語です。

カーナがやったことは
自分の信念の崩壊と再生、
魂の本来性への回帰です。

自分を形作っていた絶対的なものを手放し、
新たな自己を再生したんですね。

わずか60分にも満たない物語ですが、
心を打つ名作です。

っていうことを、
子供たちが楽しそうに視聴している隣で
ひそかに感じ入っている私でありました(笑)

それでは、ありがとうございました。

コウタロー

 

 

追伸:

来週末は合宿なのですが、
どうやら私の自宅に泊まる人が多数のようで(笑)

終わったら座談会でもやろうと思います。
楽しみですね〜。

合宿では「感情を込めて自分らしく歌う」
ための奥義を習得していこうと思います。
いまテキストも作っているのですが、
なかなか面白いですね。

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