『痛み』に関する真実とは?

骨は変形しても痛くありません

どれが痛みがあるときの画像か分かりますか?

一番左のAは正常な股関節のレントゲン写真です。
大腿骨がキレイな球場を保っているのが分かりますか?
 
そして、真ん中のBと右側のCは、
ともに同じ患者さんのレントゲン写真ですが、
片方は痛みが改善された後に撮影されたものです。
 
両者ともに変形はそのままですが、
どちらが痛みがある時なのか分かるでしょうか?
 
 

骨には痛覚がありません

臼蓋形成不全などの変形性股関節症では
人工関節の手術が行われることがあります。
 
これは、骨をドリルで削ったり、
穴を開けたりして人工関節を埋め込みます。
 
しかし・・・
 
骨に痛みを感じる神経があったら

そんなことはできないはずです。
 
実は骨には痛みを感じる神経は存在しないのです。
 
穴を開けても痛くないのですから、
変形したところで痛みがでることもありません。
 
では、骨折した時の痛みはというと、
これは骨以外の組織が
損傷したために発生しているのですね。
 
 

背骨も同じです。

左側の真っ直ぐな背骨に対して、
右側は大きく変形しています。
 
もし骨が変形して痛むのであればこの方は

24時間ずっと痛みを感じていなければなりません。
 
しかし、実際には痛みのない場合もあるのです。
 
 
そうなんです!
骨に変形や損傷があっても
痛みは発生しないのです。