本当にやりたいこと』が見つかる5ステップ

335 views
約9分

こんばんは、コウタローです。


今日のテーマは
『本当にやりたいことの見つけ方』
について書いてみたいと思います。

 


まず私は昔、
『本当にやりたいこと』
ということについて、
ちょっと誤解をしていました。

 

それは何かというと、

『なにかのモノ・コトである』

ということです。


例えば、私のメルマガは
歌を歌いたい人が多く集まっていますが、
中には声優さんだったり、
声楽家さんだったり、
俳優さんだったり、
音楽系専門学校の生徒だったりがいます。

 

ですので、
将来の夢とかやりたいことが

プロの〇〇(歌い手、声優、女優)』

というように表現される人もいます。


プロの〇〇になるために
練習を重ね技術を磨き、
経験を積み人脈を広げ、
努力している…。

 

それは確かに一つの過程ではあります。
しかしそれは『本当にやりたいこと』ではありません。

 


例えば、私は歌が大好きです。
合唱も大好きです。

 

別に誰に頼まれなくても一生続けるでしょうし、
普通に死ぬ直前まで『声』とか意識していると思います。


ですが、

私にとって歌や合唱は
『本当にやりたいこと』
ではないのです。

 

すっごく簡単な話ではあるのですが、
嫌いな人と一緒に歌いたくありませんし、
全然理解してもらえない人に歌を聞いてほしいとか
1ミリも思えないんです。

 

例えば合唱は何人もが集まって歌いますので、
同じ曲を違うメンバーで歌うことも多いです。

ですが、
メンバーによってぜんぜん歌が変わるのです。

 


どういう人が集まって歌っているか、
仲がいいメンバーなのか、
1日の付き合いなのか、
苦労をともにしてきたメンバーなのか、
人に合わせようとするメンバーが多いのか、
自分を表現することに夢中なメンバーなのか、
本気で魂を震わせて歌うメンバーなのか…

 

同じ曲でもまったく印象が違います。

 


ここでの印象とは
上手い下手、ではありません。

 

技術的に最高な最悪の演奏はありますし、
技術的に最低な最高の演奏もあります。

 

ポイントは他の誰でもなく
私自身がどう感じているか?
が超重要ということです。

 

 

私の合唱を例に取ると
私がやりたいことは
『合唱そのもの』ではなくて、

 

『全身全霊で自分の人生を歌うこと』であり、
『メンバー全員が自分を生ききること』であり、
『魂で響きあうこと』なのです。

 

これが『コウタローの好きな合唱』です。
『合唱』であれば何でもいいのではありません。
そして、これは歌でも同じことです。

 

こういうのを私は一言で『共鳴』と言っています。

 

『共鳴』という言葉自体は誰でも知っていますが、
私が定義している『共鳴』と
辞書だったり他の誰かが定義している『共鳴』は
ぜんぜん違うものなのです。

 

 

となってくると、
私の『本当にやりたいこと』は
歌でも合唱でもなく『共鳴』であると言えます。

 

そしてその『共鳴』とは

 

自分の心の琴線に触れる、
そして心がゴウゴウと燃えるような
魂がブルブルと震えるような体験

 

であると言えます。

 

 

 

『本当にやりたいこと』とは、
体験であり、感覚にあるのです。

 

私であれば『共鳴』の感覚が生まれるもの
『共鳴』が体験できるものであれば
別に歌でなくてもいいということですね。

 

 

 

では、

 

本当にやりたいこと…つまり

『本当に体験したいこと』
『本当に感じたいこと』

はどうやって見つけるのでしょうか?

 

 

それは『自分の人生』そのものが
大きなヒントになります。

 

『本当にやりたいことを見つける5ステップ』


1.自分のこれまでで最高の体験を思い出す

 

これまで体験したことで

 

あのときは最高だったな、
あのときのあの瞬間は本当に輝いてたな、
あのときのあの人には感謝してもしきれない…

 

そんな思い出を思い出してみてください。

 

もし、
そこまで強烈な思い出が無い
という場合は、
比較的で構いませんので、
上記の感覚に近いと感じられるものを選んでみてください。

 

こういうのは考えすぎるとハマるので
直感で選びましょう。

 

あとで変わってもいいです。
ホントのホントのホントに一番の思い出か…??
なんて考えすぎなくても大丈夫です。

 

 


2.五感を使って臨場感を高める

 

選んだ思い出をリアルに思い出してみます。

 

あたかもいま、この瞬間が
あのときの場面であり、
その時の自分にいまの自分の意識が
ヒュッと入り込んだようなイメージがいいと思います。

 

そして、五感を活性化するべくこう質問します。

 

目では何が見えますか?誰といますか?形は?色は?明るさは?

耳では何が聞こえますか?声?音?大きさ?音色?

皮膚や体の内部では何を感じますか?暑い寒い?軽い重い?柔らかい硬い?


鼻にはなにか香りますか?食べ物飲み物?人?場所?海や草原?


味はなにかしますか?甘い?苦い?酸っぱい?辛い?しょっぱい?

 

本当にいま、この瞬間に
もういちど最高の瞬間を追体験している…
そのときの『感覚を感じて』みてください。

 

目線だったり、
重心だったり、
姿勢だったり、
力加減だったり、、、

 

なにかいつもと違うけれども
心が満たされるような…
腹のそこから力が湧いてくるような…

 

そんな感覚があったとしたらソレです。

 

 

 

3.感覚を書き出す

 

2で実践した最高の感覚をメモっておきます。

 

五感それぞれではどのように感じているのか?
自分の言葉で、書き出してみてください。

 

 

 

4.他の体験でもやってみる

 

2で挙げた体験とは別だけれど
『イイ感じ』になれる体験があったら、
それについても同じように
五感で感じて、その感覚をメモしてみてください。

 

ぜんぶで3つ以上あると次のステップがより正確になります。

 

 

 

5.共通点を探す

 

いくつかの『自分にとっての最高の体験』とは
こういうものだ、というのが見つかったら、
今度はその共通点を探してみてください。

 

体験A
体験B
体験C

 

のメモを繰り返し見ていると、
どの体験にも共通するような『ナニカ』があるはずです。

それこそが『私の魂が求める感覚』に非常に近いです。

 


コウタローの場合ですと、

・全身全霊で自分を表現している
・同じ想いを持った仲間がいる
・その場の全員が本気でナニカやってる

のような感じです。

 

こういうときの『感動共鳴』がヤバすぎます。

 

この感覚が生まれる活動であれば、
別に何をやったっていいんです。

ただ、私の得意や才能や好きを活かしたときには
やはり歌や合唱なんだな、ということが分かったので
いま、この活動を続けているのです。

 

正直もともと人付き合いが苦手なのに
人と一緒でこそ生み出せるナニカを求めている
のだから難儀なことだなぁとは思うのですが…(笑)

 

 

ということで、これが
『自分が本当にやりたいこと』を探す5ステップ
になります。

 


いろんなバリエーションがありますが、
基本的にはこの形が探しやすかったです。

 

何回もいいますが、
『やり方』や『手段』ではなく
『体験』『感覚』です。


ここを間違ったままでいると
めちゃめちゃ努力して結果も出しているのに
いつまで経ってもなぜか辛い苦しい、
何となくモヤモヤ…

というループから抜けることが難しいなと感じています。

 

 

このワークは歌う上でも本当に重要です。

プロになろうとしている人でも
個人として歌いたい人でも同じです。

 

このワークは
『自分が自分の人生ともう一度つながるため』
の実践です。

 

これはつまり
『私はなぜ歌うのか?』
の原点に立ち返るということでもあります。

 

 

歌うことは
自分の命を燃やして行うことであり、
本当に、本当に
光り輝くようなエネルギーを秘めています。

 

自分とつながった歌は
ただそれだけで最高最強なのです。

 

そんな歌が生み出される瞬間は
いつだって魂が震えますし、
『生きていてよかった!』
そんな想いが腹の底から湧いてくるのを感じます。

 


2019年2月に終演した
ハイトーンプロジェクトの
最終公演はまさにそんな感じでした。

 

ひとりひとりの人生が歌に凝縮して、
そしてメンバー全員で響き合えた。

そんな喜びに満ちた瞬間でした。
幸せだったなぁ〜〜。


そのときの演奏をつなぎ合わせて
一つのメッセージとしてまとめたのが
この動画になります。

 

 

▼STORY OF HIGHTONE PROJECT


こんな体験がしたいからこそ
私はこの仕事をしているのだなぁと
改めて思っています。

 

 

ぜひ
『自分の中にすでにある最高のナニカ』
とお話してみてくださいね。

 

 

 

それでは、ありがとうございました。

Comments

コメントはまだありません。

FacebookでシェアTwitterでシェアPinterestでシェア