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Singer Song “L”ighterへの道⑤「本当に感動するために必要だったこと」



コウタローです。

歌をうたう人の目標の1つは
「感動を生み出すこと、分かち合うこと」
だと思います。

私は長い間、
自分が歌うことでは
本当に感動することが
できませんでした。

発声のことが気になって
仕方がなかったからです。

想いのままに歌いたい!
そう思っていても、
ついつい

・音程が・・・
・喉声はダメだ!
・後ろをあけなきゃ・・・!
・腹で支えないと!!

などと癖のように考えていました。

こんなことで感動ができる訳がありません・・・。

そのこともあって、
自分の声にコンプレックスを
抱くことになってしまったのですが・・・。

私のクライアントさんで
Hさんという女性がいます。

この方は歌は初心者なのですが、
先日とても興味深いことがありました。

先日、地元の河口湖のほとりにある
円形ホールというところで
地元のママさんコーラスの
発表会をやりました。

その会は、ほぼ身内の発表会で、
合唱もしますが、
ソロでエントリーする方も多いです。

そこで、そのHさんは
トリを勤めたのです。

Hさんが歌ったのは
KOKIAさんという
私が最高に尊敬するアーティストの
「ありがとう」という曲でした。

ママさんコーラスの発表会なので
会場は子供たちもたくさん居て
ザワザワしています。

集中できる環境か?
と言われたらなかなか
難しいと思います。

しかし、Hさんが歌っている間、
全員が息をのむような
空間が広がっていました。

私も引き込まれていました。

歌が終わったときに
残る余韻がありました。

周りを見渡すと
ママさん3人が号泣していました。

Hさんの歌は冷静に聴いてみると
そこまで発声的に練られていません。
不安定なところがたくさんあります。

でも、その場にいた
全員がダントツで最高の演奏だったと
褒め称えていました。

技術的にHさんより
優れている人も何人もいました。

でも「感動」を生み出したのは
Hさんだったのです・・・。

これは何なのでしょうか・・・??

あなたにも
こういう経験はあるのではないでしょうか?

確かに上手いんだけどオモシロくない。
あんまり上手くないんだけどジーンとくる。。。

今回の動画ではこのような
ことがなぜ起こるのか?

「本当に感動する歌」とは
どういうものなのか?

これらについて考察しています。



私がこれまで様々なレッスンや
ボイストレーニングの指導を受けてきた中で
教わってきたことは

『正しさ』

だったように感じています。

言い換えると

・発声が正しくできているか?
・歌詞が正しいかどうか?
・音程が正しいかどうか?
・リズムが正しいかどうか?
・声質が統一されているかどうか?

などです。

流れとしては、

歌う

ダメなところを指摘される

それを直す

こんな感じです。

私は学生時代から合唱指揮をやっています。
指揮者は自分では歌いません。

みんなに協力してもらって、
声を出してもらい、
それを前でハーモニーとして整える。

決して、自分のやりたい音楽を
メンバーに再現させるのが
仕事でないのです。

そうではなくて、

メンバーが気持ちよく歌えて、
個性や才能が引き出されるように
場を整えること。

出てきた素材(声)を使って
ハーモナイズし続けること。

こういうことが仕事だったのです。

そういうことを私は
諸先輩方から指導されたおかげで
ダメ出しすることの
無意味さを体感してきました。

ダメ出ししまくるとマジで
合唱団のテンションはダダ下がりします。

しまいには、
頑張れば頑張るほど音楽が
崩れていくという
オソロシイ事態が起こります←経験談((((;゜Д゜)))))))

これは冷や汗が出ますよ!!
せっかく歌っているのに
場の空気がどんどん冷えて
カラッカラに乾いていくんです。

そんななか、全員がシラーーーって
なっていることは分かるので、
どうすればいいんだ??とか思って
心臓はバクバクするという・・・。

寿命が縮まりますね〜。

だから、マイルールとして
「ネガティブ言葉を使わない」
「ポジティブ言葉に変換する」
というのを設定していました。

つまり言い換えです。
例えば歌ってみたら
『音程が悪くてハーモニーが崩れていた』
とします。

しかし、その原因もいくつもありますので、
それに対して言い換えをします。

【原因の推測1】

単にテンションが下がってるんじゃないか?

・みなさん、ちょっとジャンプしてみましょっか!
・隣の人と肩たたきしあってみましょう!
・ぜんぜん関係ない最近オモシロかった話をする

【原因の推測2】

カラダが硬直しているのでは?

・歩きながら歌ってみましょう!
・足踏みしながら歌ってみましょう!
・ボールを投げ合いながら歌ってみましょう!

【原因の推測3】

音に対する意識が低いのではないか?

・少人数で歌ってみましょう!
・パートばらばらになって歌ってみましょう!
・ドレミとかの階名で歌ってみましょう!
・普通に歌ってもらって指揮者が全然違う音を出し続ける※

※別の音を出されると自然と音に対する意識が高まる

ざっとですが、こんな感じです。

逆に、個人的に
「う〜〜〜〜ん・・・」と思う指導は

『音があってないので揃えてください!』

ってヤツです。
合ってないのはそうなんですが、
その原因を相手に求めても
あんまりイイコトなかったです。

音がイマイチになっているのも
原因がありますし、
それはそもそも
自分(指揮者)のせいかもしれない・・・。

そういう意識を育ててもらったことは
いまでもとても役に立っています。

演奏会の時とかって
普段は出ないような声が出て、
しかもハーモニーもバッチリ!

これまでで最高の演奏だった!!

そんな風になることってありますよね。

じゃあ、それって、
メンバーの歌唱力が突然変わったのか?
って言ったらそうじゃないですよね。

単にテンションが上がって、
全員が最高の演奏をしよう!
と思っていたら一体感が生まれた。

その結果、感動が創られた。

そんな場合がとても多いと感じています。

テンションが超絶高まれば
勝手に揃うんだったら
「音が悪い」っていう指導自体が
無意味ではないのか??

そんな風に思うことが
何回もあったのです。

だから、ときどき
練習を本番と同じくらいの
緊張感とテンションで行う。

こういうことを
ものすごく大切にするようになりました。

なので、歌を練習するときにも

『間違いを探して正す』ことにではなく、
『解決のために何をすれば良いか?

というように、
行動にフォーカスすると
見えてくることはたくさんありますね!

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