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『自然は歌っている』をはじめて体験した話

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約12分

この記事は2017年11月7~9日にコウタローが参加してきた
ワークショップでの体験を再編したものです。
全3回をまとめてお送りします。

 

第1回『ただ、水に指をつけるという所作』

今日から2泊3日、岐阜県にいます。
お師匠さんの声のワークショップに参加するためです。

三島から一路岐阜へ

 

このワークショップは、
11月4日のASHESファイナルの直後ということもあって、
私自身改めて自分自身と
声と向き合ってみようと思い参加を決めました。

初日からザワザワしっぱなしです!
このワークショップただごとではない…!!

 

しかしすごい声が出たとかそういうことではありません。

 

今日は神社一つに参拝と
宿について付近を少し散策しただけです。

このあと夕食で、
そこからいろいろとシェア会が始まるところなのですが、
すでにヤバいので、
この感覚をセーブしておこうと思って書いてます。

 

このワークショップで
もっとも大事にしていること。

それは

『無音』

です。

 

無音とは音がしていないということですが、
それは『音が存在しない』ということではありません

人間が耳で聞こえる周波数帯は
20〜20,000Hzくらいと言われていますが、
実際には世界はそれ以上の周波数で満ちています。

そして、人はその周波数帯が
耳では聞こえないだけで
感じとっている
のです。

 

その聞こえない領域、
もっと言えば、

『見えない』『聞こえない』『触れない』
といった五感を超えた世界を表すのが
『無音』です。 

 

いかにこの『無音』を整えるか?

たった一声を出すために、
たった数十秒のためだけに、
自分を清め、整え、エネルギーを高める。

本当に繊細で微細な差です。

しかし、圧倒的です。

自分の感覚がまったく変わったのが分かるんですよ。

 

例えば今日は神社参拝の前に
自然豊かな川の水とコンタクトするワーク
をしました。

はじめて来る土地だと
自分と土地のエネルギーが
調和していません。

こういう感覚は例えば
学校のクラス替え直後などをイメージすると
分かりやすいと思いますが、

何となく、違和感がある・・・。

これをかなり繊細にした感じです。

たしかに皮膚感覚で言うと、
馴染んでいない、溶け合っていない、
なんとなく反発するような感じ
がある。

色んな感じ方があると思いますが、
わずかな違和感です。

 

こういう感覚は
友達とかとお喋りしながら行ったり
ぼーっと考え事をしてたりすると
あまり感じられないです。

 

今回のワークショップでは
参加者同士はあまり話したりしません。
移動のバスでもほぼ無言です。

それは『自分の内側にだけ集中する』ためです。

 

そして、素足になって川に入ったのですが、
このときのファーストコンタクトが
本当に印象的でした。

 

指先を水面につける。

ただそのことだけに
全神経を集中して、
水のエネルギーを感じながら行う。

 

ゆっくり…ゆっくりと
指を川の水面に近づけていく。

10センチ、5センチ、3センチ、1センチ…。
10ミリ、5ミリ、3ミリ、1ミリ…。

指と水面の距離は
ゼロに近づいていきますが、
このその瞬間を捉えるのです。

世界が変わった瞬間を感じるのです。

 

指先に触れた水の感覚、
指が水の中に入った後、
指に感じる水の揺らめき。

流れは単なる一方向ではないし、
水からの圧も揺らめいています。

 

そして、
『水が動きたい方向に指の動きを任せる』

自分の指を動かそうとするのではなく、
水の揺らめきに従って
指が動かされるような…。

指と水の境界線が曖昧になり、
すべてが溶け合って一つになるような…。

そんな感覚を味わうのです。

 

ただ、指を水につけるだけの所作。

 

たったこれだけの所作だけで
その土地から歓迎されている
感覚が生まれました。

馴染むのです。
エネルギーが澄むのです。

 

こういうのを重ねて重ねて
ひとつひとつ積み上げていくと
自然と自分が響き合う感覚が
目覚めてきます。

自然の中、そして合宿ならではの
感覚ですね。

 

 

いま、すごく大事なことを
感じはじめています。

これからの活動でも
とても重要なこと。

これからと明後日まで、
大切な時間を過ごそうと思います。

 

 

たった一つの動作に集中すること。

この圧倒的な豊かさ。

これこそが自分の感覚を
大切に感じきっていくための
大きな助けになってくれると感じました。

 

第2回:自然に歓迎されるための準備

岐阜のワークショップ参加2日目。
今朝は阿弥陀ヶ滝というところに行きました。

60メートルから落下する
日本の滝100選のひとつです。

水の美しさや木々の紅葉、
そして風、
空気中を舞う水の粒子、
本当に気持ちの良い場所です。

 

そして圧倒的なのが
滝そのもの!

間近に行くと本当に
天から降り注いでくるようですし、
水の塊に意識を向けると
何やら空中で停止しているような、

または滝壺からまた
上に戻っていくような、

そんな不思議な感覚がありました。

 

で、
単に行くだけでも絶景なのですが、

どういう心身状態、
どういうメンバー、
どういう経路で行くかなどで

まっっっっっっっっったく
違う次元の場所に着きます。

もちろん物理的には
同じところなのですが・・・。

 

単なる観光ではこの感覚には絶対にならない。

 

例えば、私は四姉妹の父ですが、
家族旅行でこの滝を見にきたら
『すげーすげー!!』って感じにはなりますが、
この言葉にしづらい『無音』の世界は感じられないでしょうね。

家族旅行は『楽しい』ですが、
五感を超えて自分と対話するような
世界観ではないからです。

 

そして、この豊かな
『無音』の世界をこんなにも
鮮やかに感じられたのには理由があります。

前日から、
もっというとその前から
たくさんの準備をして、
心身を整えたからこそ
この瞬間が訪れたのです。

言い換えるなら
自然の方から『招待状』が届いたのです。

その準備とは例えば…

 

●合宿前
・メールで心得をシェアしてマインドを高める

●初日
・地元の神社に参拝
・参拝前には地元の水と仲良くなる
⇒水はエネルギーが時空を超えて伝わります(という設定です)
・滝への道を途中まで歩き、ご挨拶
・ワークのシェアなどでメンバーのエネルギー交流
・土地の食材をいただき、土地に心身を馴染ませる
・明日のための心構えをシェア
・早めに就寝し、エネルギーを蓄える

●二日目
・きっかりに起床
・きっかりに集合
・声を出さない、物音を立てない
・隊列を崩さず歩く
・要所要所でエネルギーの境目を感じる

などなどです。
書き切れません。

 

こういう当たり前のようで
意外に疎かになりがちな
繊細で丁寧な積み重ね。

これが異次元への扉を開く鍵となります。

 

そして何よりも、
全員のエネルギーが一体になっていること!

同じ志を持ってコトに当たり、
同じ場所で同じ空気を吸い同じ実践をする。

今回はとくに
『自分自身と向き合う』
ということに深くコミットして臨むこと。

 

こういうのを経て
辿り着いた場所は
特別な歓迎をしてくれるのです。 

 

例えば、
どういう歓迎かというと、
分かりやすいのは、

・鳥が鳴く(鳥は神の使者)
・樹木がざわめく
・神風が吹く
・帰り着いたとたんに大雨
・人払いされる(誰もいない)
・虹が出る
・雲が鳥の形になる
・急に雲が切れて晴れる

などなどですね。

昔は偶然でしょーとか思っていたのですが、
ぜんぜん違いました。
ガチでした。

偶然にしては起きる頻度が多すぎるんですよね。

 

ただ、もしかしたら、
普段からそんな不思議なことは起きていて
自分がそれに気づいてないだけかもしれないです。

 

実際のところは
どっちだっていいんです。

何かをいま感じている自分がいる。
そのことは確かなのですから。

 

とくに今朝は意識を
どこに意識をチューニングするかで
受け取れるエネルギーの質と量が
まったく変わることを体験
しました。

 

どういうチューニングしたかというと
私の感覚でいうと

さまざまなエネルギーはすでに空間に満ちている

という前提にしたのです。

 

無いところから何かを生み出すのではない。

すでに『ある』のだから、
後は受け取ればいいというわけです。

 

こういうのを『感受モード』と命名したのですが、
『ある前提』で受け取るために
意識したことが次のことです。

・脱力する(緊張は響かなくなる)
・姿勢を美しくする(背骨はアンテナ
・受け取るぞ受け取るぞ・・・!!と構えない
・感受できているのを『確認』する
・目の使い方を周縁視モードにする

などなど。

 

こういうのは感覚なので
一人一人違うし、
「あー、そういうことね」とすぐ出来る人もいれば、

ものすごく意識しても
なかなか出来ない人(慣れてないだけですが)
もいます。

個人差がめちゃくちゃデカいです。

 

ただ、
こういう『感覚』こそが
本当に大事なのです。

そしてこの『感覚』こそが
一番伝えたいことだし、
その部分で共鳴したいところなのです。

この次元で共鳴できると
本当に至福感が生まれますね。 

 

決して

言葉を使ってとか、
理解し合ってとか、
そういうのではなくて、

通じ合ってしまう。
響き合ってしまう。

そういう体験です。
まさに至高の時間ですね。

 

『感覚』を身につけるためには
すでにその感覚を体現している人から
伝授されるのが早いのですが、

一緒に活動する>直接指導を受ける>>>動画>音声>文章(メルマガ・ブログ)

のような感じなので、
私は『これは・・・!!』という時は
時間とか場所とかあんまり関係なく
直接会いに行くことも多いですね。

来月になれば東京で
同じセミナーがあるけど、
今月は福岡しかなかったから
飛行機でひとっ飛びで会いに行った、とか。

そういうの、割と普通です。

時間もお金も労力もすべて
『エネルギー』という意味では同じ
ですが、
こういう『エネルギー』をかけると
受け取れるものが本当に大きくなりますね。

 

話がそれましたが、
とにかく今回のワークショップも
『いかにエネルギーをかけて臨むか』
ということが最大の主眼なのだと
感じています。

なんせ、
声のワークショップのはずなのに
2日終わって、
まだ一回しか声を出してないのです( ゚д゚ )

普通だったら『どゆことー?!』
って感じですが、
私はむしろワクワクしかないですね笑 

  

今回の最大の山場は
明日の早朝に再度臨む阿弥陀ヶ滝。
これからなのです。

だから真骨頂は体験していないのですが、
明らかにそこへ向けて
『ナニカ』が高まっているのが感じられます。

確固たる予感というやつです。

本当どうなるのか・・・!!?

 

最終回:自然って本当に歌っているんだ・・・!!( ゚д゚ )

岐阜の山奥から昨日帰ってきました。
す、すごい旅だった・・・。

今回参加したワークショップ、
結局声出したの2回だけという( ゚д゚ )

声のワークショップじゃなかったかなー
という気もしますが、
それ以上に驚きの連続でした。

 

今回起こった素晴らしい奇跡は

自然とのハーモニー

を全身で体感できたことですね。

 

こういう表現、
聞いたことはあったし、
たぶんあるんだろうなとは思っていたけど、
感じたことはなかったんですよね。

 

阿弥陀ヶ滝は60メートルの高さを誇る
荘厳な水の流れなのですが、
その滝壺の上の崖の端に立ったとき、
とても不思議な感覚が生まれました。

 

自然が歌っている…!!
私も響き合っている…!!

 

耳で聞こえる音ではないけど、
確かに感じました。

 

お師匠さんは元々世界的に活躍していた
ロックバンドのアーティストだったのですが、
ライブと一緒だよって言ってました。

自然はプレイヤーであり、
オーディエンスでもある。

人間も歌い、自然も歌っている。

その感覚で自然と共鳴したとき、
確かにオーケストラのような
渾然一体のハーモニーが聞こえたんです。

 

地球の歌か!これが!

私もこれまで多くの人と
感覚感情と共振共感して、
共鳴する体験をしてきました。

が、その先があったんです。

 

人とも、大地とも、宇宙とも響きあう、

天地人すべてとの共鳴

そんな体験が生み出せるんだ…!!

こんな予感が生まれました。
たまんねーな、おい( ゚д゚ )

 

それって、
たった数秒数分のために
1年2年3年、10年かけて
やっと訪れるかもしれない世界です。

けど、それ、ヤバいなー。
やるしかねーよなー。

 

それに、今回の旅でとても印象的だったのは

心身状態が変わると
同じところ同じことをしても
まったく別次元になる

ということです。

普通通りに臨むのと、
整えてから臨むのでは
ぜんぜん別物だってことです。

 

さらに、
整える方法や時間によっても
さらにまったく別になります。

これが本当に学びになりました。 

 

例えば、同じ曲でも
取り組み方によって
まったく表現が変わってきます。

例えば1年かけて
1つの曲を人生の一曲に仕上げる
というのもいいでしょう。

あらゆる方法をつくして
自分の全てをこめた一曲を創りあげたら
それは魂の歌、一生の宝になります。

そんな魂の歌は自分の原点になる。

自分の人生の軸となり、
生きる道を指し示す灯火となり、
今日を生きる活力となる。

それを自分自身だけでなく、
自分の大切な人たちとも、
過去、現在、未来を彩る多くの人々と、

そして自分を見守る天と地と。

すべてが一点に凝縮するような瞬間・・・!!

ワクワクしてきませんか?!(してきた!笑)
それ、やっていきます!

 

なお、こういう壮大なことを
書きつつも、
まずやるべきことは
日々の営みです。

自分感覚を大切にして生きる。
湧いてくる感情を感じてあげる。

本当はどうしたいのか問いかけ、
やりたいことはなるべくやり、
やりたくないことはなるべく減らす。

超絶地味ですが、
その積み重ねなんですよね。

 

ということで、
今後も地道に実践していこうと思います!

次なる共鳴の瞬間を楽しみに!!

 

それでは、ありがとうございました!

 

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